4回目の釣行は30人枠
どうしても諦めきれないと、11月12日に4回目の釣行を敢行。午後枠の開放目当ての釣り人の11時並び列は数十人に達したところで、「今お並びのお客様の前から順に、30人までのお渡しとなります」と開放宣言があり、辛うじて第一関門は通過した。
タチウオ狙いをスタッフに告げると、「夕刻の天候次第だが、半夜釣りは可能」との嬉しい返事が聞けた一方で、船着場の船長からは「正直、あんまり釣れへんで。釣果情報に載っているあの人がめちゃくちゃ上手くて突出しているだけで、場所やないで」と残念なお言葉も。そこを何とか気持ちを奮い立たせて乗船。2隻の船に分かれて、12時便は出船した。
![武庫川一文字に執念の4連続釣行 ノマセ釣りで62cmのメジロ捕獲し溜飲](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/11/3b9cd2cb777729dee3ff38d7523d730c.jpg)
釣り座を構える
船着場は前3回と同じ5番を選択し、西向き6番方向に歩を進めて空場所を探す。波止の上ではまだ多くの釣り人が残っていて、思うような空き場所が見つからない中、置き竿のエレベーター釣りの人の隣の空き場所に釣り座を構えた。両隣がルアーマンだとウキ流しでのノマセ釣りは難しいが、片側だけでも置き竿の人であれば多少はマシだろういう算段だ。
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サビキ釣りでエサの小アジを確保
まずはノマセ釣りの活きエサを釣るため、内向き(陸向き)での竿下サビキ釣りの準備に移る。タックルは磯竿5号5.4mにミチイト5号を巻いた両軸リールをセットし、まきエサカゴはサビキの上下それぞれに付けるダブル方式とし、上カゴとサビキの間にクッションゴムを介する。サビキはケイムラ仕様のハリ7号、幹糸5号、ハリス2号の実績のあるタイプを用意した。
底近くのタナで釣り始めたがアタリがない時間が続いたので、サバで妥協してでもノマセ釣りを早く開始しようと、タナを上層に変えたら狙いが的中して小魚の群れをキャッチ。大半がサバだったが、幸いなことに当日は小アジも混じってくれ、手返しを繰り返すことで、昼3時過ぎまでに7匹ほどの小アジを確保することができた。
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ノマセ釣りを開始
日没まで2時間余り、夕マヅメのワンチャンスを期待してノマセ釣りを開始する。タックルは磯竿5号5.4mにミチイト5号を巻いたスピニングリールの組み合わせで、ウキは活きアジに掛かる負荷を少しでも低くするために、棒ウキを選択した。
接続する自作のノマセ仕掛けは、ハリス4号に、カン付き丸セイゴ12号とカン付きチヌ1号の親バリと孫バリの二本バリ仕掛けを、クッションゴムの先にセットする。小アジの掛け方は、親バリは背掛け、孫バリは尾びれの近くに刺す。
タナは3ヒロ弱に設定し、できる限り沖向きに仕掛けを投入する。西隣のエレベーター釣りのラインに掛からないよう、また東隣のルアーマンのキャストのタイミングとできる限り互い違いになるように流すタイミングを考えながら、こまめに打ち返してトラブルを避けるよう心掛けた。
当日の外向き(沖向き)の海面は穏やかで、左右の幅が制限された中でも何とかノマセ釣りを続けることは出来たが、青物の気配が感じられず、見渡す限り他の釣り人にも動きはない。外向きの釣りに見切りをつけて、内向きのカワハギ釣りやサビキ釣りに転じてお土産を確保した釣り人もいたが、私のノマセ釣りはまだチャンスがあると自分の心の中で言い聞かせて、休みなく釣り続けた。
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