日本には島がたくさんありますが、高知県に、人が住んでいる島があるって知っていましたか?高知県の最西部、宿毛市のさらに南西の沖合に浮かぶ周囲約20km。人口約150人の「沖の島」この小さな離島には環境省が国立公園に指定するほどの大自然と周囲には抜群の透明度を誇る綺麗で豊かな海域もあります。また一説では平安時代の今昔物語集に妹背島として沖の島が記されている長い長い歴史もあります。そんな大自然と歴史ある沖の島で、ゆっくりとした"島時間"を体験してみませんか?

目次
こんにちは、初めまして!
沖の島って高知県のどこにあるの?どんな島?

こんにちは、初めまして!

今回、沖の島の事を書くのは、沖の島に住んでいる島民の中垣です。

僕は元々は愛知県に住んでいましたが、2019年の3月に沖の島に移住しました。仕事は宿毛市で「地域おこし協力隊」をしています。業務内容は離島振興、もちろん沖の島の担当です!実はこの記事を書いているのも地域おこしの一環です。沖の島で何の振興を狙うにしてもまずは皆さんに沖の島の存在と魅力を知ってもらうことが重要だと考えて投稿しました!移住してまだ1年少しですが、島の生活を楽しんで満喫しています。今回は沖の島の魅力を徹底解説します!最後まで読んでもらえたら嬉しいです、よろしくお願いします!

高知県の離島に行こう。宿毛市の「沖の島」がおすすめ!
(画像=<母島集落にある日吉神社の祭りを終えて島民と談笑している様子(酔っぱらっています...)>、『たびこふれ』より引用)

沖の島って高知県のどこにあるの?どんな島?

沖の島は、高知県の最西部の宿毛市片島から更に南西へ約24kmにある、太平洋上に浮かぶ高知県唯一の有人離島です(沖の島は裸島・二並島・沖の島・鵜来島・三ノ瀬島・姫島・水島の7島から構成されて沖の島町といいます。沖の島と鵜来島に人が住んでいます。)

四国百名山に選ばれた標高404mの妹背山が島の中央にあり、川に恵まれて水が豊かな島です。島の全体が花崗岩で形成されていて、周囲は白亜の断崖や急斜地が見られて平地が少ないのが特徴です。そのため、石垣・石段を積んだ集落の構造になっています。その景観を国土交通省が「石垣・石段とともにある暮らし」名義で「島の宝100景」に選定しています。沖の島の居住地域は母島、弘瀬、古屋野、久保浦、長浜の5つの集落で構成されています。島の周囲は透明度30mにもなる綺麗な海が広がり、海中にはサンゴ礁や色とりどりの熱帯魚など約1,000種を超す様々な海洋生物が生息する数多くのダイビングスポットがあります。また大型のグレや石鯛などが釣れるポイントも数多くあり、日本有数の磯釣りの聖地となっています。

高知県の離島に行こう。宿毛市の「沖の島」がおすすめ!
(画像=『たびこふれ』より引用)