2022年は日本の保育園や幼稚園の過失による乳幼児死亡事件が起こっている。また、海外の保育園では外部からの侵入者が乳幼児を殺害する事件が複数起こっている。

この記事では、その一例として、つい最近発生したタイの保育園銃乱射事件についてご紹介しよう。

タイの保育園で銃乱射事件発生!子供24人を含む38人が死亡

2022年10月6日、タイ東北部ノンブアランプー県の保育園 で銃乱射事件が発生。幼い子供24人を含む38人が死亡し、18人が負傷した。

銃を乱射した元警察官のパンヤー・カムラープ容疑者(34歳) は、帰宅後妻子を殺した後に自らも命を絶った。

保育園で起こった凄惨な事件に現地の住民は大きなショックを受けている。また、SNSには事件当時の生々しい様子が映し出された画像や動画が多数アップされ、世界中のネットユーザーを震撼させた。

タイの保育園銃乱射事件の経緯

元警察官は、散弾銃や拳銃、ナイフで武装した状態で保育園に乱入し、施設職員に向けて銃を発砲した。その後子どもたちが寝ている部屋に押し入り、子供に向けて銃を乱射して殺害している。

保育園関係者と思われる目撃者の証言によれば、元警察官が銃を持って近づくのを見てカギをかけたものの、銃でドアを撃ち抜かれたという。

また、「元警察官は保育園から逃走する際にも銃を発砲して人を撃った」との目撃情報もあり、元警察官が無差別に人を撃っていたことも判明している。

元警察官は薬物使用による解雇で自暴自棄になった可能性も

それにしても、なぜ市民を守ることを任務としていた元警察官が無差別に人を殺める凶行に走ったのだろうか?

実は、事件の前に元警察官は薬物使用の疑いで警察から解雇されている。また、犯行の数時間前にはその件で裁判所に出廷していた。

元警察官はそのことに対して強い不満や怒りを抱き、自暴自棄になったと思われる。また、薬物中毒による正常な判断ができなくなっていたことも容易に想像できる。

そのような事情がトリガーとなって多くの幼い子供が犠牲になる銃乱射事件が起こり、犯人の元警察官は家族ともども破滅した。

安易な薬物使用が招く悲劇を象徴するこの事件。世界中の人が違法薬物に対してより強く警戒心を抱くきっかけとなったのではないだろうか。

文・大岩楓

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