目次
5. 堺市民にとっての古墳とは?
6. 百舌鳥古墳群にはどんな人が訪れている?

5. 堺市民にとっての古墳とは?

古墳ってどうやって楽しむの? 百舌鳥古墳群レポート
(画像=<仁徳天皇陵古墳の近くにあるモデル古墳>、『たびこふれ』より引用)

泉谷さんによると、堺市民にとって百舌鳥古墳群は思い入れが強く、馴染み深い存在として認識されているとのことでした。世界遺産登録時、評価された理由の一つには「保存状態の良さ」も挙げられていたそうです。堺市民にとって、古墳はあって当たり前のもの。「これからもずっと守り続けていきたい」という思いが強いからこそ、古代から市民によって守られてきました。また、堺市民の多くは、仁徳天皇陵古墳のことを「仁徳さん」と呼んでいるほど、非常に愛着のある存在だそうですよ。

6. 百舌鳥古墳群にはどんな人が訪れている?

古墳ってどうやって楽しむの? 百舌鳥古墳群レポート
(画像=『たびこふれ』より引用)

泉谷さんに、百舌鳥古墳群にはどんな人が訪れているのか聞いたところ、観光客層には偏りがあるとのことでした。百舌鳥古墳群に訪れるのは、歴史好きな方や団体ツアーの観光客。年齢層は高めだそうです。

そこで堺市では、今後若い世代や欧米からの観光客など、幅広い層に楽しんでもらえるようにさまざまな企画を用意しているとのこと。百舌鳥古墳群を巡ってカードを集める「もず・ふるカード」、すごろくで遊びながら、楽しく古墳について学べるマップ、古墳に登るイベントなど、歴史に詳しくなくても楽しめる企画がどんどん増えてきています。