日本の保育園では3歳児が炎天下の送迎バスの中で死亡する「あってはならない事件」が起きたが、イギリスでも保育園で「あってはならない赤ちゃん暴行事件」が起きた。この記事ではその事件について詳しくお伝えする。

イギリスの保育園で7ヵ月の赤ちゃんが重体に!

2022年9月21日午後、イギリスのグレーターマンチェスタ州オールダムにある「キッズアラウンドザクロック(Kids Around the Clock)保育園」で、生後7ヵ月の赤ちゃんが重体で発見された。

赤ちゃんはすぐ病院に搬送され、深刻ながら安定した状態であることが確認された。

赤ちゃんを襲った30代の女は暴行と児童虐待の疑いで逮捕され、後に厳しい条件のもとで保釈されている。

赤ちゃんの両親は警察のサポートを受けて最新情報も入手しているが、大事な我が子を傷つけられた両親の心痛は計り知れない。

事件が発生した保育園は約7週間閉鎖

事件の発生を受け、国の教育水準局(教育監査機関)オフステッド(Ofsted)は9月27日から11月7日まで「キッズアラウンドザクロック保育園」を閉鎖する措置をとった。

オフステッドはその理由を「子どもがさらされている危害のリスク調査やその排除、軽減に必要な措置などを講じるため」としている。

「優良」評価の保育園で起きた事件に近隣住民や保護者から不安の声が続出

事件が起きたキッズ・アラウンド・ザ・クロック保育園はオフステッドから「Outstanding(極めて優れている)」の評価を受けている。そのような優良保育園で起こったありえない事件に園児の保護者や近隣住民はショックを受け、保育園や犯人に対して強い不安を訴える声が上がっている。

警察は「子どもの状態が悪化した状況を明らかにする」と言及

警察はこの事件について「オールダム議会やオフステッドと協力し、子どもの状態が悪化した状況を明らかにするために調査を継続している」と話した。

また、保育園も事件を深刻に受け止めており、園のスポークスマンは警察や議会、オフステッドに全面協力する意思を表明した。

なお、警察は事件による悪影響を受けた園児や保護者、保育園の近隣住民などに向けて相談窓口を設けている。

二度と同じ悲劇を繰り返さないために事件の全容解明とリスク管理の徹底を

二度と同じ悲劇を起こさないためにも警察は早急に事件の全容を解明し、保育園はリスク管理を徹底させる必要がある。それによって安心して子どもをあずけられる保育園が戻ってくるだろう。

文・大岩楓

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