キャンプの楽しみ方は人それぞれであり、グランピングなど豊富な形式もあります。その中でも、ブッシュクラフトという方法があり、アウトドアならではの楽しみ方となっています。今回は、そんなブッシュクラフトがどんなものか、そしてお勧めのアイテムについてもご紹介します。

目次
ブッシュクラフトとは
ブッシュクラフトの楽しみ方

ブッシュクラフトとは

ブッシュクラフトとは?ブッシュクラフトにおすすめのアイテムを徹底紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

そもそも、ブッシュクラフトがどんなものなのかをご存じでしょうか?これは、森などの自然の環境の中における生活の知恵の総称であり、自然に身を置いて生活していく中で必要な知識、または生活そのものを指すとされます。

ブッシュは英語で「茂み」を意味し、クラフトは「工作」という意味があります。サバイバル生活と似通ったところがありそうですが、サバイバルの側が生還する事を目的にしているのに対して、ブッシュクラフトでは生活が目的です。

ブッシュクラフトとは?ブッシュクラフトにおすすめのアイテムを徹底紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

昨今のキャンプをはじめとしたアウトドアのスタイルの1つとしても定着しており、自然をより身近に感じられる様式であるとして少なくない人たちからも親しまれています。

元は林業や木工文化の盛んであった北欧で生まれたスタイルであるとされており、森林など自然の中での生活に必要な知恵や技術を活用していました。よって、現在におけるブッシュクラフトでも、荷物を最小限に抑える事が基本の考え方です。

ブッシュクラフトの楽しみ方

ブッシュクラフトとは?ブッシュクラフトにおすすめのアイテムを徹底紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

便利なものが増え、キャンプなどでも利便性の高いアイテムが増えた現代において、あえてブッシュクラフトを選択するのは一種の先祖への回帰といえるかもしれません。そんなブッシュクラフトは、最大限物に頼らないからこそできる楽しみ方があります。

楽しみ方①焚き火

ブッシュクラフトとは?ブッシュクラフトにおすすめのアイテムを徹底紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

最も大きな醍醐味として知られているのが、焚き火です。現代のキャンプにおいても焚き火は大きな楽しみの1つとされていますが、通常のキャンプでは炭を用意して、焚き火台で着火剤を使って火を着けます。

しかし、ブッシュクラフトではそういったアイテムは使用しません。燃やす薪はサイトで自分の手で調達し、着火剤も小枝を拾い薪に使うなど、あくまでも自然の力を使って火を起こすのです。

実際に火を起こすときには、マッチ棒などを使わないでファイヤースターターなどで火花を起こします。また、枯れ草やススキの穂のように、乾燥している植物の繊維を使って火種を起こすといった方法も取られます。

楽しみ方②食料の調達

ブッシュクラフトとは?ブッシュクラフトにおすすめのアイテムを徹底紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

続いて、食料の調達になります。基本的に自然の力を利用するブッシュクラフトである以上、一般的なキャンプのように事前に食材を用意したり、すぐに食べられるものを持って行くといった事は本格的に行うのならしません。

食べられる野草や木の実などを調べて探したり、釣りができるのならば魚を釣ったりと、所謂自給自足の形を取るのが最もブッシュクラフトの形として近いものになります。

狩猟や採取も醍醐味ではあるものの、ハードルが高いと思った時には先に食材だけ用意をしておいて、多少難易度を下げた楽しみ方もあります。こういった時にも調理には焚き火の際に起こしたように火を作り出します。

楽しみ方③食器・釣り竿などの作成

ブッシュクラフトとは?ブッシュクラフトにおすすめのアイテムを徹底紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

ブッシュクラフトの楽しみ方の中には「ナイフワーク」というものがあります。これは、基本的には最低限の荷物だけで行う中、事前に用意したナイフをメインに使って調理や必要になる器具の作成を行うものです。

もしブッシュクラフトを高いレベル、すなわちより自然に近い形で実践しようとするのであれば、何にしてもナイフの使い方がとても大切になります。実際、上級レベルのブッシュクラフターと呼ばれる人たちは、ナイフの使い方に長けています。

先に挙げた調理の仕方だけではなく、箸やフォーク、また釣り用の竿などを手作りで用意するのもブッシュクラフト流です。ただ、これらも突き詰めるとかなりレベルが高くなってしまうので、難しい場合には手持ちの調理器具を用意しても良いでしょう。