電気自動車を購入している人もいるかもしれない。環境に優しいなどメリットが多いものの、航続距離が短いなど不安な点もある。

では全電動飛行機はどうだろうか。世界初飛行に成功したEviationのAliceについて見ていこう。

電動航空ベンチャーが電動飛行機「Alice」の初飛行に成功

2022年9月27日、電動飛行機「Alice」のプロトタイプが初飛行に成功した。電動航空ベンチャーEviationが開発したものだ。

Eviationは航空業界向けのオール電化ソリューションの構築に取組む企業。2015年にイスラエルで設立され、現在はアメリカのアーリントンに本社を置く。

Aliceの飛行時間は約8分

Aliceは9人乗りの電動飛行機、2つの電気モーターで駆動する。不思議の国のアリスとジェファーソン・エアプレインの『ホワイトラビット』から命名された。

初飛行は8分ほど。高度にして3,500フィート(約1,066メートル)に達した。

Aliceの航続距離は815km

航続距離とは燃料を満タンにして走行できる距離を言う。Aliceの航続距離は815km、当初発表された距離からは短くなっているものの、まだプロトタイプ、これから幾度となく改良を重ねていくことを考えれば、そう問題ないだろう。

環境問題にも対応し低コストで飛行するAlice、航空市場にとって期待の星となるのではないだろうか。

電動飛行機Aliceの実用化は2026年ごろ

Aliceの実用化は2026年ごろの予定。予約は既に受け付けており、最初の購入者は地域航空会社のCape Airとされている。

実際の商用利用にはもう少し時間がかかるものの、完全電動化した飛行機Aliceの飛行は空の未来への大きな一歩と言えるだろう。

文・しらいはるか(AFP・薬機法管理者)

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