カットウ釣りの釣り方と誘い方
エサを付けたらそっと仕掛けを投入。底を取ったらオモリが底に着くか、着かないかのいわゆる「ゼロテンション」でアタリを待つのが基本です。頻繁に根掛かりするような場所を狙う時は、50cmほど巻き上げた位置でアタリを待つ場合もあります。
![フグのカットウ&食わせ釣り解説 【エサ・仕掛け・釣り方のコツ】](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/5101d73d8e11e0ac1d858c65fc04916f.jpg)
誘いを入れる場合は一定間隔でアワセにもなる誘い上げと、誘い下げを繰り返すタイム釣りが有効。待っている位置から50cmぐらいすーっと竿を持ち上げて少しポーズ、その後エビが自然落下するような速度でゆっくりとフォールして元の位置に戻しステイします。
底で釣る場合は着底後のステイ時に糸ふけが出ているとアタリが捉えられなくなるので注意しましょう。また、根掛かりの少ない場所では少しキャストして前述の誘いと同じような要領で、リフトアンドフォールしながら手前に探ってくるのも有効です。
カットウ釣りのアワセ方
アタリはフォールするエサをフグが見ていて、フォール中かステイ時にコツッとかコンコンというアタリが穂先に出ることが多いです。フォール中の場合はカットウ針の位置がフグの真下にあるかわからないので、底に着いて一呼吸してからアワセ。それ以外のときは即アワセをいれます。また、誘い上げ時もフグが針に引っかかて竿先がモタれるといった違和感が出たら、竿を持ち上げる速度を上げてアワセましょう。
アワセのコツとしてはカットウ=引っ掛けというイメージを持っている人も多いと思いますが、フグを引っ掛けようと素早いアワセや大きく竿をあおるのはNG。せっかくエサに寄ったフグを散らしてしまうことになります。ハリスの長さ分だけ、すっとずらすようなイメージで上に持ち上げましょう。フグが針に掛かればズシッという重量感が手元に伝わります。この瞬間がカットウ釣りの最大の醍醐味といえるでしょう。
カットウ釣りの巻き上げ方
フグがかかったら素早くリールを巻き、糸のテンションを緩めないように一定のスピードで巻き上げましょう。カットウバリにはカエシがないので、糸を緩めるとバラシの原因になりポンピングはNGです。
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大型のフグだと青物のように横走りしたり、水面に向かって急上昇してきたりします。走ったときは竿の弾力でため、上に向かってきたときは一気に糸を巻き取りましょう。
釣果アップのコツ
注意点の一つとしては、エサの状態に気を配ること。フグは貝のワタが大好物で、ワタを全部食べられ水管だけになると極端にフグの寄りが悪くなります。ワタがなくなったら、すぐにエサを付け替えましょう。エビもアオヤギ同様にボロボロになったり、新鮮な半透明の身ではなく白くなったりすると食いが悪くなるので頻繁に付け替えます。
![フグのカットウ&食わせ釣り解説 【エサ・仕掛け・釣り方のコツ】](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/47c3a9fbd4459582eb5e90af3f3e3850.jpg)
また、釣れない時間が続いたら、エサのチェックだけでなく針も見るようにしましょう。カットウ針がオモリに絡んでいたり、針先が曲がったり折れたりしていることも。特に岩礁帯がメインのポイントになる場合は、針先の損耗が激しくなります。釣りにおいて最も重要なパーツは魚が直接見て口にするエサと針とも言えます。エサと針の状態は常に気にかけるようにしましょう。
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