「ANA JCBカード ZERO」は29歳まで入会可、最長5年間の利用という制約付きだが、その制約の代わりに年会費無料という大きなメリットがある。マイル還元率の面で「ANA JCB一般カード」と比べてどちらがお得なのか?メリットとなる特典のほか、デメリットについても紹介していく。
目次
1,基本スペックと審査基準――年会費無料、29歳まで入会可
2,ANA JCBカード ZEROのマイル還元率は?
3,マイル還元率・獲得数をアップする5つの方法
4,ANA JCBカード ZEROのマイル獲得シミュレーション
5,ANA JCBカード ZEROとANA JCB一般カードの違い
6,ANA JCBカード ZEROとANA JCB一般カードはどちらがお得なのか?
7,ANA JCBカード ZEROの3つのメリット
8,ANA JCBカード ZEROの3つのデメリット
9,ANA JCBカード ZEROはどんな人におすすめ?
1,基本スペックと審査基準――年会費無料、29歳まで入会可
「ANA JCBカード ZERO」は29歳まで入会でき、5年間だけ利用できるANAカードだ。年会費は無料なので、初めてANAカードを持つ人へ向けた入門的な1枚と考えていいだろう。
通常のマイル還元率は年会費有料の「ANA JCB一般カード」と同じ0.5%で、搭乗ボーナスマイルも同じ+10%となっている。一方で「ANA JCB一般カード」にあって、このカードにはないサービスもある。このカードの特徴や一般カードとの違いを説明する前に、まずは基本スペックから見ていこう。
「ANA JCBカード ZERO」の基本スペック
国際ブランド | JCB |
年会費 | 無料 家族会員無料 |
ポイントサービス | Oki Dokiポイント |
通常ポイント還元率 | 0.5% |
ポイント交換対象 | dポイント 楽天ポイント JAL/ANAマイル等 |
空港ラウンジサービス | なし |
付帯保険 | ショッピングガード保険 |
追加カード | 家族カード ETCカード |
電子マネー | 【カード本体に搭載】 楽天Edy※1 【別途カード発行】 PiTaPa QUICPay nanaco |
なおこのカードでは入会から5年間が経過すると、改めての審査の上、自動的に「ANA JCB一般カード」へ切り替えとなる。
「ANA JCBカード ZERO」の審査基準……年収200万円以下でも可能性あり
このカードの申し込み条件は「18歳以上(学生不可)29歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方」となっている。学生は在学期間中年会費無料となる「ANA JCBカード<学生用>」というカードが用意されている。そのため学生ではこのクレジットカードの審査に通過するのは難しいと考えられる。
一方でこの申し込み条件から、専業主婦で本人に収入がなくても一定の世帯年収があれば審査対象となることが分かる。「安定継続収入」とあることから正社員がより望ましいが、カードのランク的に絶対条件ではないと見られる。さらに18歳から作れることを考えれば、勤続年数もそこまで重視されないと考えられる。勤続1年以上なら十分だろう。
年収については、口コミ情報から推測して200万円未満でも審査に通過する可能性があるようだ。
2,ANA JCBカード ZEROのマイル還元率は?――通常マイル還元率0.5%
「ANA JCBカード ZERO」は、クレジットカードにマイレージカード機能が付いているタイプのカードで、より多くのフライトマイルを貯められるほか、クレジット利用ポイントを通常よりお得なレートでマイルに移行できる。そのポイントサービスとマイレージサービスについて詳しく見ていこう。
貯まるポイントと還元率…OkiDokiポイントが還元率0.5%で貯まる
貯まるポイントはJCBの「OkiDokiポイント」で、クレジット利用額1,000円(税込)ごとに1ポイント(5円相当)が付与される。ポイント還元率換算では0.5%で、有効期限は2年だ。
マイル還元率,0.5%……1ポイント→5マイルでマイルに交換できる
ポイントはANAマイルのほか、各種賞品、各社のギフト券・ポイントなどに交換でき、Amazonの支払い、カード利用代金への充当もできる。ただし、マイルへの交換が一番お得だ。
ポイントのマイル交換レートは、以下のとおり。
ポイント種類 | マイル 交換レート |
最低交換数 |
通常ポイント | 1ポイント →5マイル |
1ポイント以上 1ポイント単位 |
ボーナスポイント | 1ポイント →3マイル |
500ポイント以上 1ポイント単位 |
ANAマイルの賢い使い方,特典航空券が取れないときはANA SKY コインを検討
ポイントから交換したマイルはフライトマイルと合わせて利用でき、特典航空券への交換が一般的だ。しかしハイシーズンは、ANAマイレージクラブの会員グレードが高くないと特典航空券を取れないことがある。貯めたマイルを肝心なときに生かせないケースもありうるわけだが、この場合はマイルから「ANA SKYコイン」へ交換して使用すると、マイルで取れない航空券も購入できる。
「ANA SKYコイン」とは、ANAサイト上で現金同様に使用できる電子クーポンのこと。航空券を全額「ANA SKY コイン」で購入することもできるし、コインが不足している場合はクレジット払いと併用することもできる。「ANA SKYコイン」で購入した航空券には、フライトマイルが付与されることもメリットと言えるだろう。
マイルから「ANA SKY コイン」の交換レートは、以下のとおりだ。
交換マイル数 | 「ANA SKY コイン」数 | コイン交換レート |
1~9,999マイル | 1~9,999コイン | 1倍 |
1万マイル | 1万2,000コイン | 1.2倍 |
2万マイル | 2万6,000コイン | 1.3倍 |
3万マイル | 4万2,000コイン | 1.4倍 |
4万マイル | 6万コイン | 1.5倍 |
5万マイル~ 20万マイル |
7万5,000~ 30万コイン |
1.5倍 |
一度に交換する量が多くなるほど、交換レートが上がる。まとまった量を交換するほうがお得だが、「ANA SKYコイン」の有効期限は約1年なので、その間に使い切れる量だけ交換するべきだ。
デメリットを挙げるとすれば、マイルを「ANA SKYコイン」に交換して航空券を購入するケースでは、マイルを直接特典航空券に交換するケースよりもレートが悪いことだろう。マイルで特典航空券を得ることが難しい場合のみ、「ANA SKYコイン」の利用を検討するようにしたい。
3,マイル還元率・獲得数をアップする5つの方法――ANAグループ利用ならポイントとは別にマイルも貯まる
「ANA JCBカード ZERO」では他のJCB発行カードと同様に、OkiDokiポイントのボーナスポイントやポイントアップの仕組みが適用される。ただし、それらのポイントに関しては1ポイント→3マイルのレートとなる。また、ANAグループの利用ではクレジット利用ポイントの他にANAマイルも直接貯まるので、いわゆるポイント二重取りができる。
ポイント・マイルアップの方法1,年間利用金額に応じてOkiDokiボーナスポイントが最高20%アップ
年間クレジット利用額に応じて、翌1年間は最高20%までポイントアップとなる「JCBスターメンバーズ」という仕組みがある。ポイントアップ率は、以下のとおり。
集計期間中の 利用合計金額(税込) |
ポイントアップ率 |
100万円以上 | 20%アップ |
50万円以上 | 10%アップ |
年間100万円のクレジット利用は、月に換算すると約8.4万円。光熱費や通信費、スーパーやコンビニでの支払いをこのカードにまとめれば、達成できない金額ではないだろう。
ポイント・マイルアップの方法2,OkiDokiランド経由のネットショッピングで最大20倍
ポイントサイト「OkiDokiランド」を経由してネットショッピングすると、最大20倍のボーナスポイントが付与される。「OkiDokiランド」には楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピング、じゃらん、JTBなど約400店のショップ・モールが登録されているので、日常的に利用する機会も多いはずだ。
ポイント・マイルアップの方法3,「スマリボ」の利用でポイント2倍
自動リボ払いサービス「スマリボ」に登録すると、リボ払い手数料が発生した月のポイントが2倍になる。ただし、支払い方を工夫しないとリボ払い手数料のほうが高くついてしまうので、損益は正確に計算したい。
ポイント・マイルアップの方法4,ANA航空機搭乗で10%のボーナスマイル
このカードの特典として、ANAグループ便搭乗で獲得したフライトマイルに10%分のボーナスマイルが加算される。
ポイント・マイルアップの方法5,ANAカードマイルプラス加盟店の利用でボーナスマイル付与
「ANAカードマイルプラス加盟店」でのクレジット払い分には、クレジット利用ポイントとは別に100円(税込)、または200円(税込)につき1マイルが直接付与される。
加盟店はさまざまな業種に及び、そのうち航空券や機内販売などANAグループの利用では多くの場合100円(税込)につき1マイルが付与される。同時に獲得したクレジット利用ポイントと合わせると、マイル還元率は1.5%になる。
なお「ANA JCBカード ZERO」に関しては、このカードだけのマイル特約店として「沖縄アウトレットモール あしびなー」が追加され、100円(税込)につき1マイルが付与される(対象外店舗あり)。
通常還元率とポイントアップを考慮して、年間でどのくらいマイルが獲得できるのか計算してみよう。
4,ANA JCBカード ZEROのマイル獲得シミュレーション――年間300万円利用で東京-マニラを往復できる
シミュレーションの条件は、以下のとおり。
- 年間利用金額の5%がANA航空券の決済
- フライトマイルとそれに伴う搭乗ボーナスマイルは考慮しない
クレジット利用年額別獲得マイル数
年間利用額 | クレジット決済 獲得マイル |
JCBスター メンバーズの ボーナスマイル |
航空券購入分 ※1 |
合計獲得 マイル |
100万円 | 5,000マイル | 600マイル | 500マイル | 6,100マイル |
200万円 | 1万マイル | 1,200マイル | 1,000マイル | 1万2,200マイル |
300万円 | 1万5,000マイル | 1,800マイル | 1,500マイル | 1万8,300マイル |
400万円 | 2万マイル | 2,400マイル | 2,000マイル | 2万4,400マイル |
500万円 | 2万5,000マイル | 3,000マイル | 2,500マイル | 3万500マイル |
このシミュレーションでは、年間200万円の利用で東京-石垣間の片道分の特典航空券を得られ、年間300万円の利用なら東京-マニラ間の往復分の特典航空券を得られることになる。
5,ANA JCBカード ZEROとANA JCB一般カードの違いは?年会費、付帯保険など
前述のとおり、「ANA JCBカード ZERO」では入会から5年後の更新時に「ANA JCB一般カード」へ自動で切り替えられる。では、いったいどちらがどうお得なのだろうか?それによっては、最初から「ANA JCB一般カード」を取得するという選択肢もあるかもしれない。
まずは、両者の基本的なスペックを比較してみよう。
ANA JCBカード ZEROとANA JCB一般カードの比較一覧
ANA JCBカード ZERO | ANA JCB一般カード | |
年会費(税込) | 無料 家族会員無料 |
2,200円 ※初年度無料 家族会員1,100円 ※本会員無料の場合無料 |
「スマリボ」割引 適用時の年会費(税込) |
- | 825 円 家族会員:割引なし |
入会・継続 ボーナスマイル |
- | 1,000マイル |
搭乗ボーナスマイル | +10% | +10% |
通常ショッピング時の マイル還元率 |
0.5% | 0.5% ※10マイルコース適用時1% |
ANA航空券購入時の マイル還元率 |
1.5% | 1.5% |
旅行傷害保険 | - | 海外旅行最大1,000万円 国内航空最大1,000万円 |
ショッピングガード保険 | 年間100万円 | 年間100万円 |
ここで挙げた範囲では、2つのカードの違いは年会費と入会・継続ボーナスマイル、「10マイルコース」適用の有無、付帯保険だ。それぞれを説明しよう。
年会費の違い,一般カードは年会費が825円まで下がる
「ANA JCBカード ZERO」は年会費無料だが、「ANA JCB一般カード」は2,200円(税込)。ただし、前述の自動リボ払いサービス「スマリボ」に登録し、年1回以上クレジット利用があると、年会費が825 円(税込)になる。
入会・継続ボーナスマイルの違い,一般カードは入会・更新時に1,000マイル贈呈
「ANA JCB一般カード」では入会時と毎年の更新時に1,000マイルが贈呈されるが、「ANA JCBカード ZERO」にはそれがない。ただし、どちらも搭乗ボーナスマイルとしてフライトマイルに10%分のボーナスマイルが加算される。
マイル交換コースの違い,一般カードには10マイルコースがある
「ANA JCB一般カード」では、マイルへの交換レートが1ポイント→10マイル(通常の2倍)になる「10マイルコース」に申し込めるが、「ANA JCBカード ZERO」ではそれができない。「10マイルコース」は5,500円(税込)の手数料が必要だが、多くの場合メリットのほうが大きい。これについては、この後詳しく説明する。
付帯保険の違い,ANA JCB カードZEROは保険がない
どちらのカードにもショッピング保険は付帯するが、「ANA JCBカード ZERO」には旅行傷害保険が付帯しない。
6,ANA JCBカード ZEROとANA JCB一般カードはどちらがお得なのか?60万円以上の利用があるなら一般カードを
ここからは、年会費と獲得マイル数の観点でどちらがどうお得なのか考えてみよう。
年会費と獲得マイルの差分を計算
「ANA JCBカード ZERO」は年会費無料で、「10マイルコース」にも申し込めないので年間費用は0円。一方で「ANA JCB一般カード」にかかる年間費用は、「スマリボ」割引適用の有無や「10マイルコース」適用の有無を織り込んだ4つのパターンで見る必要がある。
ANA JCB 一般カードの項目 | 費用 |
通常年会費 (税込) |
2,200円 |
「スマリボ」割引適用時の年会費 (税込) |
825円 |
通常年会費(税込)+ 「10マイルコース」手数料(税込) |
7,700円 |
「スマリボ」割引適用時の年会費(税込) +「10マイルコース」手数料(税込) |
6,325円 |
次は、「ANA JCB一般カード」だけで贈呈される入会・継続マイルも考慮に入れてみよう。一般的に1マイルは2円相当の価値があるとされていることから、ここでは入会・継続マイル1,000マイルを2,000円相当として考える。毎年贈呈される1,000マイルを、年間費用と相殺すると以下のようになる。
ANA JCB 一般カードの項目 | 年間費用 | 入会・継続 マイル相当額 |
差分 |
通常年会費 (税込) |
2,200円 | 2,000円 | 200円 |
「スマリボ」割引適用時の年会費 (税込) |
825円 | 2,000円 | -1,175円 |
通常年会費(税込)+ 「10マイルコース」手数料(税込) |
7,700円 | 2,000円 | 5,700円 |
「スマリボ」割引適用時の年会費(税込) +「10マイルコース」手数料(税込) |
6,325円 | 2,000円 | 4,325円 |
通常年会費2,200円だけを支払う場合、2,000円相当の入会・継続マイルと相殺すると、実質的な年間費用は200円ということになる。年会費無料の「ANA JCBカード ZERO」に200円をプラスすれば旅行傷害保険が付帯することになるので、この場合は「ANA JCB一般カード」を選んだほうがお得感が強いだろう。
「スマリボ」割引を適用した場合は入会・継続マイルが年会費を上回るので、「スマリボ」前提なら「ANA JCBカード ZERO」よりも「ANA JCB一般カード」のほうがお得だ。ただし、年会費を安くする目的で「スマリボ」を使う場合、リボ払い手数料を抑える工夫が必要なので、この手間が面倒な場合は避けたほうがいいだろう。
「10マイルコース」に申し込む場合は年間費用が大きくなるが、ポイントからマイルへの交換レートも有利になるため、どちらのカードがお得になるかは年間のクレジット利用額によって変わる。
そこで、年間利用額10万~70万円の範囲で、通常(5マイルコース)の獲得マイル数と「10マイルコース」適用時の獲得マイル数を、上のシミュレーションと同じく年間利用額の5%をANA便に使う条件で求めてみよう。
「5マイルコース」と「10マイルコース」の損益分岐点シミュレーション
「ANA JCB一般カード」の年会費に「10マイルコース」の手数料を加え、入会・継続マイル1,000マイルを相殺した金額は5,700円(※1マイル=2円換算)。これをマイルにすると、2,850マイルになる。
年間 利用額 |
通常 (5マイルコース) |
10マイルコース | 獲得マイル差 |
10万円 | 550マイル | 1,050マイル | 500マイル |
20万円 | 1,100マイル | 2,100マイル | 1,000マイル |
30万円 | 1,650マイル | 3,150マイル | 1,500マイル |
40万円 | 2,200マイル | 4,200マイル | 2,000マイル |
50万円 | 2,900マイル | 5,400マイル | 2,500マイル |
60万円 | 3,480マイル | 6,480マイル | 3,000マイル |
70万円 | 4,060マイル | 7,560マイル | 3,500マイル |
年間利用額60万円の段階で、すでに5,700円以上の価値がある獲得マイル差が生じている。年間60万円以上のクレジット利用があるなら、通常の「5マイルコース」しか選択できない「ANA JCBカード ZERO」よりも、「ANA JCB一般カード」で「10マイルコース」を申し込んだほうがお得と考えていいだろう。
「スマリボ」割引適用の上で「10マイルコース」に申し込み、入会・継続マイル1,000マイルを相殺すると4,325円、これをマイルに換算すると2,163マイルになる。この場合、年間50万円のクレジット利用の時点で、すでにそれ以上の価値の獲得マイル差が生じている。年間50万円以上のクレジット利用があるなら、「ANA JCBカード ZERO」よりも「ANA JCB一般カード」で「10マイルコース」を申し込んだほうがお得ということだ。
「ANA JCB一般カード」のほうがお得なケースは?
以上をまとめると、
パターン1
「ANA JCB一般カード」で通常コースに申し込む+「スマリボ」割引を適用
パターン2
「ANA JCB一般カード」で「10マイルコース」を申し込む+年間60万円以上のクレジット利用
パターン3
「ANA JCB一般カード」で「スマリボ」割引を適用+「10マイルコース」を申し込む+年間50万円以上のクレジット利用
この3パターンのいずれかに該当する場合は、「ANA JCBカード ZERO」よりも「ANA JCB一般カード」のほうがお得ということになる。
7,ANA JCBカード ZEROの3つのメリット――ANA優待、JCB優待、ショッピング保険
年会費無料のカードではあるが、ANAやJCBが提供する優待などもしっかり利用できる。ここからは、マイル以外のメリットを紹介しよう。
メリット1,ANAグループの優待特典が受けられる
ANAカードでは、ANAグループにおける割引などの優待特典が提供され、「ANA JCBカード ZERO」でもそれを利用できる。優待内容は、以下のとおり。
優待対象 | 優待内容 |
ANA国内線・国際線機内販売 | 10%オフ |
空港免税店 | 5%オフ |
ANA FESTA(空港内店舗) | 5%オフ |
ショッピングサイト 「ANAショッピング A-style」 |
5%オフ |
新宿高島屋SHILLA&ANA(免税店) | 5%オフ |
ANAビジネスソリューション 公開講座受講料 |
15%オフ |
セントラルパーキング成田 | 駐車料金特別割引、マイル付与 |
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン | お得な宿泊料金よりさらに5%オフ |
レンタカー割引 | 国内5%オフ 海外5~20%オフ |
メリット2,JCB提供の特典を利用できる
「ANA JCBカード ZERO」では、JCBが提供する特典も利用できる。
優待対象 | 優待内容 |
JCBプラザ JCBプラザ ラウンジ |
海外サービス窓口「JCBプラザ」 「JCBプラザ ラウンジ」にて レストラン・オプショナルツアーの予約、 各種チケット確保、トラブル対応などの サービスが提供される |
JCBプラザコールセンター (日本) |
海外旅行前にJCB加盟店のレストランなどを予約・ 手配できる |
JCBプラザコールセンター (海外) |
海外旅行中の事故や緊急トラブルについて 24時間・年中無休で電話相談対応 |
「ワイキキ・トロリー」 乗車賃無料 |
ワイキキとアラモアナを結ぶシャトルバス 「ワイキキ・トロリー」の乗車賃が無料になる |
海外WiFiレンタル 「JCB GLOBAL WiFi」優待 |
定価より20%オフ、受渡・返却手数料が無料になる |
海外レンタカー優待 | 海外レンタカーが5~25%オフ |
空港宅配優待 | 自宅-空港間の手荷物宅配が15%オフ |
高品質スーツケース 格安レンタル |
ブランドスーツケース7,000台以上から 希望のスーツケースを 格安でレンタルできる |
年会費無料のこの1枚で、ANAグループの優待と併せて海外旅行がぐっとお得・便利になるだろう。
メリット3,海外利用限定でショッピング保険が付帯
ショッピングガード保険として、100万円限度のショッピング保険が付帯する。年会費無料のクレジットカードで、ショッピング保険が付帯するものは少ない。
この保険では、海外でクレジット購入した商品が90日以内に偶然の事故で損害をこうむった場合に、100万円を限度として補償される(自己負担額:1事故につき1万円)。
8,ANA JCBカード ZEROの3つのデメリット――マイルコース、付帯保険、国際ブランドがやや
「ANA JCBカード ZERO」は、カード年会費は無料なので、デメリットといってもカードを持つだけで実質的なマイナスが生じるわけではない。あえて物足りない部分を上げるとすると以下の3点となる。
デメリット1,「10マイルコース」に申し込めない
このカードではポイントからマイルへの交換レートが2倍になる「10マイルコース」へ申し込めないない。このカードをメインカードに据えてマイルをしっかり貯めたい人にとっては向かないだろう。
デメリット2,旅行傷害保険が付帯しない
年会費無料のクレジットカードには旅行傷害保険が付帯しないものは決して珍しくはない。だが、「ANA JCBカード ZERO」が航空系カードということを考えると、旅行傷害保険が付帯しない点には物足りない印象がある。
デメリット3,国際ブランドはJCBのみ
JCB発行カードということもあり国際ブランドはJCBしか選べない。JCBは国内では加盟店が多いものの、海外ではVISAやMasterCardと比べて加盟店数が少なく、海外旅行時にはどうしてもVISAブランドかMasterCardブランドのカードを併用する必要が出てくる。
9,ANA JCBカード ZEROはどんな人におすすめ?サブカード、ANAカード入門用途に最適
「10マイルコース」に申し込めないため、年間利用額がある程度の金額になる場合は、このカードではなく「ANA JCB一般カード」で「10マイルコース」を選択したほうがお得だ。
しかしこのカードは年会費無料なので、ANAカード以外のクレジットカードをメインに使っている場合にサブカードとして所有しやすいという特徴がある。ANAの優待もしっかり利用できるという点も大きなメリットだ。
同様の理由で、年会費有料のANAカードを取得する前にお試し的に使いたい人にとっても、最適の「ANAカード入門」となってくれるだろう。
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