森林セラピー基地に認定
森林セラピーとは、森の中の散策や娯楽を通じて心と身体を癒し、健康増進や病気予防を目指すことをいいます。
いわゆる山歩きやハイキングとは違います。
癒しとリラックスでこころと身体を整えるのです。森の中で五感を研ぎ澄まします(見る、味わう、嗅ぐ、聴く、触る)。木洩れ陽を浴び、野鳥の声を聴きながら、木々の香りや葉のさざめく音に包まれる。森の中でゆっくりと深呼吸すれば、日ごろのストレスや疲れから解放されることでしょう。
神石高原町は森林浴効果が科学的に実証された森林セラピー基地として認定されているのです。
【森林セラピーで得られると言われている効果】
- ストレスホルモンが減少する
- 副交感神経活動が高まる
- 交感神経活動が抑制される
- 血圧・脈拍数が減少する
- 心理的にリラックスする
- 免疫機能が向上する(およそ1か月継続される)
- 抗がんタンパク質が増加する
- 動脈硬化予防やアンチエイジング効果がある
神石高原町にもいくつかの森林セラピーのコースがあり、今回は帝釈峡・神龍湖エリアのコースをガイドさんと一緒に歩きました。
始める前に、ヘルスチェック(血圧、ストレス度測定)、ストレッチをして約1時間の体験です。

このコースは激しいアップダウンもなく、神龍湖沿いを歩いていきます。途中の花々や草木についてガイドさんが教えてくれます。山歩きに対してゆっくり楽しみながら歩いていきます。

途中、赤い橋を二つ渡りました。さくら橋と神龍橋です。こちらも動画でご覧ください。まずはさくら橋から。
続いて神龍橋。

橋から見える湖と深い緑。こころが癒されます。思わず深呼吸「ふう~っ」。

小高い丘(城跡)に登ってひと休み。ガイドさんがお茶とぶどうを持ってきてくれていました。
緑につつまれていただくお茶とぶどう。ここでも深呼吸「ふう~っ」。
1時間という短い体験でしたが、リフレッシュして心が落ちつきました。今度は3時間コースくらいでじっくり森林セラピーしてみたいと思いました。
テントサウナ体験
今、神石高原町の観光協会が力を入れているのが「テントサウナ体験」です。
巷では、アウトドアブームから繋がって、屋外でのテントサウナが大人気なのだそうです。
結論から言うと、このテントサウナ、紙ヒコーキタワーと同じくらい、良い意味で期待を大きくうわ回る気持ちよさでした。ぜひリピートしたい!
私がイメージするサウナって、屋内で熱いサウナ室の中で、がまんして汗かいて「少しは?せたかな~」なんて期待しつつ、時計とにらめっこをしている苦行のようなものでした。せっかく流した汗もその後のビールで台無しなんてことも笑。
しかしサウナの本場フィンランドのサウナは、日本のサウナほど高温にしないのが一般的なのだそうです。
痩せるために苦行する我慢のサウナではなく、気持ちよい汗をかいて、こころも体もリフレッシュするサウナ、半日から1日かけて出たり入ったり休んだりしてサウナをじっくり楽しむことも。なんかその方が体に良さそうですよね。
今回体験したテントサウナは本場フィンランドの流れをくんだサウナのようでした。

こちらがテントサウナです。今回は学校食堂、神石高原温泉の敷地内に設営していただきました。手前に二つあるピンクの丸い筒のようなものは水風呂です。

内部はこんな感じです。最大4名まで入ることができるそうです。
サウナテント内の温度は約70度くらい。日本の高温サウナは90度くらいで息をするのも熱いくらいの所がありますが、そこまで熱くはありません。
でも入って数分するとじわじわと汗がにじんできて、じきに流れるように汗が噴き出してきます。フィンランドから輸入したサウナストーンに水をかけてタオルで仰ぐとロウリュウです。温かい風が押し寄せます。

水風呂に水を注いでくれているのが神石高原町観光協会の若きエース山田さんです。
ちなみにこのお水は神石高原温泉の鉱泉を入れてもらっています。(神石高原温泉に関しては後述)
あ~気持ちいい~。
外で入るサウナと水風呂がこんなにも気持ちいいとは思いませんでした。これは経験した者にしかわからない幸福感です。
ぜひ体験してみてください。
水風呂で体をクールダウンしたら上記写真右後ろに見えるインフィニティチェアでひと休みです。この椅子がまた優れモノなのです。
体を後ろに倒すと無重力状態のような浮遊感に包まれる、とても気持ちの良い椅子なのです。
そしてインフィニティチェアで無重力感を味わいながら空を見上げたら、見える景色がこれですから。。。

屋外でのテントサウナ最高!またぜひやりたい!
あなたもぜひ!