幼い弟の世話に対するストレスや学校でのいじめが、少女を凄惨な殺人へと導いてしまったのだろうか。ドイツで少女が幼い弟を視察し、母親へ血のメッセージを残すというショッキングな事件が発生した。本記事ではその詳細を紹介する。

15歳の少女が3歳の弟を刃物で殺害

15歳の少女オリビアは、祖母・母・3歳の異父弟ニコラスと4人で暮らしていた。祖母と母は日中仕事をしていたため、オリビアはニコラスの世話をしていたという。

オリビアは弟を包丁で28回も刺して殺害した後、母親に対して「ここにあなたの息子がいます」と弟の血でメッセージを書いて、現場から逃走した。

血のメッセージと弟の遺体は母親が発見

ある日、仕事から帰った母は、ベッドに横たわるニコラスを見て、最初は寝ていると思ったという。しかし彼の髪をなで、彼が死んでいることに気づいた。血のメッセージを見たときの母の衝撃はいかばかりだったろうか。

警察が周辺を捜索したところ、自宅から6マイル離れた場所にいるオリビアを発見し、身柄を拘束した。ニコラスを殺害した夜、オリビアはインターネットで「人を殺す最善の方法」を検索していたという。

背景には学校でのいじめ?

なぜオリビアがニコラスを殺害したのか、その動機は詳しく伝わっていない。母から見て、姉弟の仲は良好に見えていたという。時には幼い弟にいら立ちを見せる場面もあったが、母の目には、まさか殺したいほど憎んでいるようには見えなかったようだ。

オリビアは多くの時間をニコラスの世話に充てなければならなかったこと、学校でいじめに遭っていたことが分かっている。インターネットで効果的な殺人方法を調べる他にも、学校を休んでは流血の多いホラー映画などを鑑賞していた。身の毛もよだつ血のメッセージを書き残すというアイデアは、ホラー映画などから得た可能性もある。

母は、メディアのインタビューで「娘を許せるか」と問われて「はい」と答えている。「彼女も私の娘。放っておくわけにはいかない。娘のそばにいて抱きしめてやりたい」と答える母の愛情は、オリビアに届いているだろうか。

文・藤森みすず

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