ぼーっと遠くを見つめ、気持ち良さそうに温泉に入る姿に癒されるカピバラ。動物園で見ることができますが、自宅でペットとして飼いたいと考えたことはないでしょうか?ここではカピバラはペットとして飼育できるの?という疑問から飼い方や購入方法、寿命についても解説します。
カピバラはペットとして飼える?
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キャラクターグッズなどにもなり、近年大人気のカピバラ。その姿を一目見たくて動物園に行った人も多いのではないでしょうか?目を閉じて微動だにせず温泉に浸かる姿が特徴的で、ずっと見ていても飽きないですよね。その癒される姿に自宅で飼育したいと思ったことはありませんか?
カピバラは世話に手間がかかり値段も高額ですが、ペットとして飼育することが可能です。カピバラの飼育はあまりメジャーではないため、どうやって購入するのか飼育にあたって必要なものは何か気になりますよね。ここではカピバラの飼い方・値段・購入方法についての注意点から、寿命や人になつくのかという疑問まで解説します。飼育が難しいという方にカピバラに会える動物園も紹介しますのでご覧になってください。(当記事は2020年9月26日時点の情報を元に作成されています。)
カピバラの生態と特徴
カピバラの生態
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カピバラは哺乳類のげっ歯目カピバラ科に属する、世界最大のネズミの仲間です。モルモットの和名は「天竺ネズミ」と言いますが、その仲間でもあるカピバラは「鬼天竺ネズミ」という和名がついています。この和名だけ聞くと、癒し系のカピバラの名前だとは想像がつきにくいですよね。生息地域は南アフリカ北東部のアマゾン川周辺で、水辺の多い湿地帯や森林を好むのがカピバラの特徴です。
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カピバラの体長は約105m~135m、体重は約35㎏~70㎏で、成長した大人のカピバラは体格のいい成人男性くらいの重さがあります。ペットにするにはややどっしりとした大きさですね。またオスのカピバラには鼻の上に盛り上がったモリージョがあるのが特徴です。モリージョはスペイン語で「小さな丘」という意味があり、オスのカピバラはここから出す分泌液で縄張りを張ったりメスの気を引いたりしています。
カピバラの性格
カピバラの性格は見た目のまま温厚で、家族や仲間思いの動物です。背中に鳥や猿を乗せて歩くカピバラタクシーは有名ですが、保護された子犬達の母親代わりになり面倒をみたというエピソードもあります。人にもなつくので、性格はペットに適していると言えるでしょう。動物園に行くと他の動物達とたわむれている姿を見ることもできます。1頭のオスと複数のメス、その子ども達と集団で生活するのが特徴です。
カピバラの体の特徴
カピバラの体は水に適応しやすい特徴を持っています。これはアマゾン地帯に生息するワニやジャガーなどの天敵から身を守るため、水に潜る習性があるからです。カピバラの足の指には水かきがついており、体はすぐ乾くようにタワシのような固い毛でおおわれています。また排泄も水の中で済ませるためカピバラの浸かっている水は濁りやすく、ペットとして飼育すると定期的な掃除が必要です。
カピバラの寿命
野生で生活しているカピバラは寿命が5~10年、飼育だと天敵がいないので寿命は少し長く10年以上と言われています。現在日本国内の動物園で最年長のカピバラは、平均寿命を超えた16歳とかなりの高齢です。しかし飼育でも5年程で亡くなるカピバラもいるので寿命はだいたいの目安と考えた方がいいでしょう。ペットとして飼う場合、平均寿命よりも長く一緒にいられるようにするためにもカピバラの過ごしやすい環境作りが大切です。