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“自分にとっての”適正家賃を考えることが大切
額面と手取りの違いに目を向けることも大切

“自分にとっての”適正家賃を考えることが大切

家賃は年収の何割が適正?金額が適正値を超えるとどんなリスクが?
(画像=『キャリアゲ』より引用)

一般的な適正家賃、入居審査に通りやすい年収がわかったからといって、その基準に合わせて家を探す必要はありません。なぜなら、本来、家賃にかけるのに最適な金額は人それぞれだからです。

たとえば、同じ年収であっても、しばらくは独身生活を楽しみたい人と、生まれてくる子どものためにも数年以内に家を建てたい人とでは、現状の住まいにかけられる金額は大きく異なるでしょう。また、家で過ごす時間がとにかく好きな人と、仕事で忙しく家に帰ったら寝るだけの人では、家に求めるものが違います。

さらには、引っ越しが趣味でいろんな街に住んでみたいと考えている人もいるので、まずは自分が何にお金をかけたいか、どれだけお金をかけられるのかを考えることが大切です。

額面と手取りの違いに目を向けることも大切

家賃は年収の何割が適正?金額が適正値を超えるとどんなリスクが?
(画像=『キャリアゲ』より引用)

「どれだけお金をかけられるか」を考える際には、額面と手取りの違いに目を向けることが大切です。

額面とは、所得税や住民税などの税金、厚生年金、社会保険料などを差し引く前の給料の総額のこと。額面からいくら天引きされるかは年収や会社によって異なりますが、一般的には総額の2割~とされています。たとえば年収が200万円だとすると、そのうちの2割である40万円程度が天引きされるため、手取り額は約160万円です。

つまり、家賃を考える際には、「目安は年収の20~25%」「家賃の36倍以上年収があればOK」という考え方をしますが、実際にはその年収のうち約2割は天引きされているので注意が必要ということ。手取り額で考えると、20~25%よりも高い割合の予算を家賃に充てていることになるのです。