いまだ猛威を振るっている新型コロナウイルス。連日芸能人や各界の著名人がコロナに感染したというニュースが流れている。中には、感染してから時間がたったにもかかわらず、さまざまな症状に苦しんでいる人もいるようだ。今回は、コロナの後遺症に悩まされた3人の芸能人のエピソードを紹介する。

脱毛がひどかったパパイヤ鈴木

タレント・ダンサーのパパイヤ鈴木さんもコロナ後遺症に悩まされたひとりだ。彼は重症の肺炎を起こしたため、2週間の入院を余儀なくされた。無事退院した後、彼が悩まされたのは脱毛だ。毛の抜ける量が半端ではなく、「自分は換毛期の柴犬か?」と錯覚しそうになったほどだとか。

幸いにも今では、あのトレードマークのボリューミーなアフロヘアーは復活。しかし、彼は「とにかく髪の毛が抜けるのがきつかった。それを考えると、もう二度と感染したくない」と語る。

味覚障害に悩まされたKis-My-Ft2の千賀健永

ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ「Kis-My-Ft2」の千賀健永(せんが けんと)さんは、長引く嗅覚障害に悩まされたという。

2020年11月に感染した千賀さんだが、3ヵ月たった2021年2月の時点で、嗅覚は3割程度しか回復しなかったそうだ。後遺症かどうかははっきりしないとしながらも、感染後は記憶力や体力の低下が顕著であったことも告白。

「後遺症を患ったときに、すごく大変だということをしっかり認識してほしい」と訴えた。

中耳炎や頭痛を発症した鈴木おさむ

「新型コロナウイルスは本当に怖い病気だ」と語るのは、放送作家の鈴木おさむさん。彼は2022年4月に感染、中等症に分類されたため入院となった。1週間程度で回復し、その後退院。仕事復帰後初となるラジオ番組で後遺症のつらさを語った。

なんでも、中辛のカレーがまるで激辛のように感じられたり、チョレギサラダが塩辛く感じて食べられなかったりと、スパイスに対して味覚過敏を起こしていたそうだ。

また、中耳炎や頭痛にも悩まされたという。「生活に支障をきたすほどだった」と語る彼は、後遺症がひどいときには、ためらわずコロナ後遺症外来を受診するように呼び掛けていた。

後遺症にはくれぐれも気を付けて

3人の経験者が後遺症の恐ろしさについて、身をもって語ってくれた。ちまたでは「軽症化している」という声もチラホラ聞こえるが、まだまだ油断は禁物。「うつらない・うつさない」の対策を、これからも一人ひとりしっかり行うことが大切だ。

文・大中千景

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