目次
福江島のおすすめお土産
世界文化遺産 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(久賀島の集落、奈留島の江上集落)
福江島のおすすめお土産
「福江島ではどんなお土産が買えるの?」と思ったあなた、はい、たくさん買ってきました。全部ご紹介しましょう。福江島には素朴で素材の味を活かした優しい食べ物が多いですよ。
かんころ餅

かんころ餅とは、さつま芋を茹でて干し、もち米と合わせたお菓子。一見ういろうにも似ていますが、さつまいもの味がしっかりして甘さも上品でしつこくありません。トースターで軽く炙って食べると美味しいですよ。

かんころ餅は、炙ると表面はさくっと香ばしく、中はしっとりしていて、このバランスが絶妙です。甘味は控えめ。
治安孝行(ちゃんここ)

水飴で練った餅で粒あんを包み、きなこをまぶしたお菓子。中はこうなっていて柔らかくほどよい甘さです。

治安孝行(ちやんここ)という名前の由来は、島に伝わる念仏踊りの名称から来ているそうです。
八匹雷(はっちかんかん)

福江島を代表する餅菓子。災いから身を守る「はっちかんかんだご(だんご)3つ」というおまじないがその名の由来だそうです。

餅にきなこがまぶしてあり串に刺されています。こちらも甘すぎず、ふわっと柔らかい食感で上品な味です。ひとつひとつがとても丁寧に包装されていて、おもてなしの気持ちが伝わってきます。
五島三菜

渋い!!!大根と人参を冬の季節風で乾燥し、ひじきと合わせたものです。味噌汁に入れたり、煮物に使ったりして食べます。栄養満点、体にとっても良さそうです。
五島うどん

これは定番みやげですね。乾麺なので賞味期限も長くお土産にぴったりです。あご出汁も粉末や濃縮液で売っているので併せてどうぞ。あご出汁と五島うどんのコンビは、なくてはならないおしどり夫婦です。
世界文化遺産 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(久賀島の集落、奈留島の江上集落)
2018年「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がユネスコに登録されました。五島市では、久賀島の集落と奈留島の江上集落が登録されています。
キリスト教禁教により、宣教師不在の中、約230年もの間、信仰を続けた潜伏キリシタンの伝統の証となる構成資産として認められました。
>>「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の詳細はこちらから
福江島からそれぞれの島に船で向かうことができますが、各島に着いた後の交通手段は多くありません(タクシー等)ので、私は観光協会主催のツアーに参加して巡りました。結果的にそうしてよかったと思います。ガイドさんから歴史、背景、詳しい説明も聴けるのでおすすめです。

ガイドさんから説明を聴くのと聴かないのでは、理解度・臨場感がぜんぜん違います。

<江上天主堂(奈留島)>
教会建築の名工 鉄川与助により、大正6年に建設された天主堂。湿気の多い地であったため、高床式で造られています。20年に一度色を塗り替えられていますが、建物は当時のままです。

<旧五輪教会(久賀島)>
久賀島で初めて建てられた初代浜脇教会堂は、建て替えのため取り壊される予定でしたが、島東岸の五輪地区から求められ、移築されて旧五輪教会堂となりました。

<旧五輪教会堂内部から見える風景>
現在コロナ禍のため、多くの教会の内部を見学することはできませんが、旧五輪教会は見ることができました。動画でご覧ください。
教会は観光地ではありません。信者の方々の生活の一部です。訪れる時にはマナーを守って静かに見学しましょう。