目次
3. 高野山のおすすめスポット「奥之院」
4. 「奥之院」の最大の見どころ、御廟で手を合わせよう!
3. 高野山のおすすめスポット「奥之院」

高野山に来たら絶対に行ってほしい場所の一つがこの「奥之院」。高野山駅から路線バスで約10分、「一之橋前」というバス停で降車します。
「南海りんかいバスフリーパス」があれば降車時に切符を見せるだけ。一日中使いますので、なくさないように保管しましょう!

バス停の前からは、空海が今も瞑想を続ける地、「弘法大師御廟(こうぼうだいしごびょう)」がある奥之院まで参道が続いています。
約2キロもある参道の両脇には、20万基を超える石塔がずらり。参道は樹齢1,000年を超える杉の大木で覆われ、神秘的な光景が広がっています。水路を流れるせせらぎや、野生動物の鳴き声を聞きながらのお散歩は格別です。
数ある石塔の中には、日本の歴史に名を連ねた戦国時代の武将の墓石もあり、日本史好きには宝の山と言っても過言ではありません。他にも有名な文化人やビジネスパーソン、外国人戦没者の慰霊碑もあり、仏教徒だけでなく誰にとっても見応えのある場所です。




時間があまりない場合や歩くのが困難な人は、奥の院中之橋にある「奥之院前」というバス停で降りてください。
4. 「奥之院」の最大の見どころ、御廟で手を合わせよう!
弘法大師空海が高野山に密教道場を開場し、835年に入定(永遠の瞑想をすること)して以来、参拝者はこの御廟の前で手を合わせてきました。

御廟の前には玉川が流れ、「御廟橋」という橋があります。この橋を渡る際は、弘法大師に挨拶の意を込めて軽く一礼。この橋より先は神聖な場所ですので、一切の写真・動画撮影が禁止されています。
御廟の前には昼間のみ入ることができる「燈籠堂(とうろうどう)」があります。中には「消えずの火」、「一燈(いっとう)」、「昭和燈(しょうわとう)」、その他たくさんの灯籠が飾られていて、この場所でご祈祷や法会などの行事が行われます。堂外であれば夜間でも参拝可能です。


燈籠堂には地下があり、一番奥には弘法大師空海の肖像が。廊下には参拝者から奉献された灯籠と小さな弘法大師空海像が無数に並び、お堂の中はお線香の香りと独特の雰囲気が漂っています。
泊まりで行く際は、「生身供(しょうじんく)」と呼ばれる儀式をぜひ見てみてください。生身供とは、永遠の瞑想を続ける弘法大師空海へお食事を届ける神聖な儀式です。毎朝6時と10時半の2回、御廟橋を経て御廟へと、選ばれしお坊さんによって運ばれます。
【燈籠堂】
- 開扉時間:6:00 - 17:30(季節によって変動あり)
- 料金:無料
- 駐車場:無料(約200台)※中之橋第一駐車場をご利用ください。
- 定休日:不定休