ユネスコ世界遺産であり、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部でもある高野山。名前は知っていても、詳しいことや歴史は知らないという人も多いでしょう。

国内だけでなく、外国からの観光客からも注目を集める観光地「高野山」を詳しくご紹介します。

目次
1. 実は高野山という「山」はない!
2. 絶対おトク!高野山 世界遺産きっぷ

1. 実は高野山という「山」はない!

高野山といえば、名前に「山」がついているので、山のイメージを持っている人も多いかも知れませんが、実際は「高野山」という山があるわけではありません。

一般的に「高野山」とは、和歌山県の紀伊山地の一部で、およそ1,200年前に弘法大師「空海」が高野山を切り開いた、日本に広めた真言密教発祥の地として有名です。「一山境内地(いっさんけいだいち)」といって、「山内全体が金剛峯寺というお寺の境内である」という考えに基づいて創られました。

現在、高野山には117もの寺院があり、約4,000人が居住しているとのこと。そのうち1,000人ほどが真言密教のお坊さんで、真言密教の修行をしながら生活をしています。宿坊体験ができるお寺もあり、外国からも多くの観光客が訪れているそうです。

2. 絶対おトク!高野山 世界遺産きっぷ

高野山への行き方は色々ありますが、乗り継ぎが簡単で安い電車でのアクセス方法をご紹介します。

日本仏教の聖地「高野山」の日帰りおすすめ観光コース完全攻略ガイド
(画像=『たびこふれ』より引用)

高野山に電車でいくなら、南海電鉄が発行する「高野山 世界遺産きっぷ」というチケットがおトクです。

日本仏教の聖地「高野山」の日帰りおすすめ観光コース完全攻略ガイド
(画像=『たびこふれ』より引用)

「高野山 世界遺産きっぷ」は大阪から高野山までの往復切符、高野山観光エリア内のローカルバス乗り放題パスがセットになったチケットです。特に事前予約などは不要で、南海高野線各駅の窓口にて購入可能です。

【チケットに含まれているもの】

  • 南海高野線往復チケット(ケーブルカー含む)
  • 南海りんかいバスフリーパス(2日間有効)
  • 拝観割引券、お土産割引、食事割引券
  • 料金:大人:2,860円 子供:1,440円
  • 購入方法:南海高野線主要駅窓口にて購入可能

【今回まわるルートを全て別々に買った場合】

  • 南海高野線往復チケット(ケーブルカー代含む):2,520円
  • 南海りんかいバス(高野山駅 ⇛ 一之橋口):330円
  • 南海りんかいバス(奥之院口 ⇛ 千手院橋):220円
  • 南海りんかいバス(千手院橋 ⇛ 高野山駅):290円 合計金額:3,360円

金額的にお得なことはもちろん、さらに下記のようなメリットもあります。

【お得なポイント】

  • バス乗り放題パスなら当日のプラン変更にも対応可能
  • 拝観料、お土産、お食事処で割引あり
  • チケットをその都度買う必要ないので、時間の有効活用
日本仏教の聖地「高野山」の日帰りおすすめ観光コース完全攻略ガイド
(画像=『たびこふれ』より引用)

南海高野線・高野山方面には、各駅停車の電車や特急列車など、複数の便があります。初めて行く場合は少々複雑に感じるかもしれないので、難波駅(始発駅)から極楽橋駅(終着駅)まで、乗換なしで行ける快速急行線に乗るのがおすすめです。

日本仏教の聖地「高野山」の日帰りおすすめ観光コース完全攻略ガイド
(画像=『たびこふれ』より引用)

今回は南海高野線・快速急行 高野山行き、9:00 難波駅発 - 10:32 高野山駅着の電車に乗りました。(所要時間:約100分) ※便・時間帯によっては、橋本駅にて乗換が必要です。

日本仏教の聖地「高野山」の日帰りおすすめ観光コース完全攻略ガイド
(画像=『たびこふれ』より引用)
日本仏教の聖地「高野山」の日帰りおすすめ観光コース完全攻略ガイド
(画像=『たびこふれ』より引用)

極楽橋駅に到着したら、そのままホーム内を進みケーブルカーに乗り換えます。

ケーブルカーで急勾配の傾斜を一気に上がり、5分ほどで高野山の入り口である高野山駅に到着です。

日本仏教の聖地「高野山」の日帰りおすすめ観光コース完全攻略ガイド
(画像=『たびこふれ』より引用)
日本仏教の聖地「高野山」の日帰りおすすめ観光コース完全攻略ガイド
(画像=『たびこふれ』より引用)

高野山駅駅前から出る路線バス(南海りんかんバス)に乗り、高野山の中心に向かいます。

日本仏教の聖地「高野山」の日帰りおすすめ観光コース完全攻略ガイド
(画像=『たびこふれ』より引用)