■ 青春の記憶が再びひとつに
当時のことを振り返って、hiromさんは「この『風の谷新聞』の企画参加は、生涯を通じて唯一、サークル的な活動を行ったものでした。ロマンアルバムに掲載いただいたことである面ご褒美として永遠に証跡というか痕跡が残ったことを喜んでいました」と話してくれました。文字通り、青春の1ページを飾る経験だったようです。


学校を卒業し、社会人となったhiromさん、HALさんらサークルのメンバーたち。中にはフランスに留学後大学教授となり、フランスのジブリ研究者が書いた本の翻訳者を務め、大学で講義をされている方もいるのだとか。
この「風の谷新聞」に関係する資料をhiromさんはアタッシェケースに入れ、大事に保管してきたそうです。今回、HALさんの手元にあった第1号の原本も、非売品ジブリグッズ収集家・くろすけさんの手を経て約40年ぶりにお返しすることができました。
まるでタイムカプセルを開いたかのように、すべて集まった約40年前の青春を物語る資料。hiromさんは「亡くなった親友のHALがこのような縁を作ってくれたようにも思え、感慨深く思います」と話してくれました。
仲間と好きなことに打ち込み、苦楽をともにしてきた記憶はかけがえのないもの。散逸してしまいかけた品物を再びサークルメンバーのもとへ戻せたこと、そのお手伝いができたことは、メディアとしてとても光栄な出来事でした。
<記事化協力>
hiromさん
非売品ジブリグッズ収集家・くろすけさん
文・咲村珠樹/提供元・おたくま経済新聞
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