マイナンバーカードの取得で最大2万ポイントがもらえる「マイナポイント第2弾」。赤ちゃんや子どもでも1人2万円分のポイントがもらえるので、4人家族なら最大8万円分のポイントがもらえます。しかし、未成年の子どもはクレカを作れませんし、スマホがないとPayPayや楽天ペイなどのスマホ決済もできません。いったい、どうすればいいのでしょうか? 今回は、未成年の子どものマイナポイントを、実際に筆者名義の「楽天ペイ」で申し込んでみたので、その方法を写真付きで詳しく解説します。

子どものマイナポイント申し込みで事前に用意するものは?

マイナンバーカード普及のために実施されている「マイナポイント」制度。すでに第2弾が開始されていますが、マイナンバーカードを取得すれば、誰でも1人2万円分のポイントがもらえてお得です。

マイナポイント第2弾で2万ポイントを満額もらうには、マイナンバーカードの取得を含め、「キャッシュレス決済手段(クレカや電子マネー、スマホ決済アプリ等)」「健康保険証」「銀行口座(子ども名義)」の4つを事前に用意しなければなりません。

■マイナポイントを2万ptもらうために必要なもの

【1】マイナンバーカード
【2】キャッシュレス決済手段
※マイナポイント第2弾に参加しているクレカや電子マネー、スマホ決済アプリ等
【3】健康保険証
【4】銀行口座(子ども名義)

子どものマイナポイント2万円、「楽天ペイ」からの申し込みは簡単!
(画像=マイナポイントで2万ポイントを満額もらうには、「マイナンバーカード」「健康保険証」「銀行口座」の3つのほかに、マイナポイント第2弾に参加している「キャッシュレス決済手段(クレカや電子マネー、スマホ決済アプリ等)」が必要になる(写真は筆者撮影)、『オトナライフ』より引用)

まず、マイナンバーカードの取得は、自宅に届いているはずの「マイナンバーカード交付申請書」があれば、スマホでQRコードを読み込むことで簡単に申請できます。

もし、「マイナンバーカード交付申込書」が見当たらない場合は、マイナンバーカード総合サイトの「マイナンバーカード交付申請について」から申請書(PDF)をダウンロードできます。

●マイナンバーカード総合サイト「マイナンバーカード交付申請について」は→こちら

マイナンバーカードは、15歳以下の子どもの場合は親(法廷代理人)が代わって申請できますが、出来上がったマイナンバーカードは、親と一緒に本人が役所に出向いて受け取ることになります。

また、赤ちゃんの場合は住民登録を行うと、その時点で数字12桁のマイナンバー(個人番号)が付与されるので、その後、個人番号通知書と個人番号カードが自宅に届いたら、親がマイナンバーカードを申請できます。

ただし、マイナンバーカードは、申し込みから取得までには1カ月ほどかかるので、いちばん最初に申請してください。

子どものマイナポイント2万円、「楽天ペイ」からの申し込みは簡単!
(画像=マイナンバーカードを申請するには「マイナンバーカード交付申請書」があれば簡単だ(上写真)。書類に記されたQRコードをスマホで読み込めば、自宅にいながら簡単にマイナンバーカードの申し込みができる(下写真)(筆者撮影)、『オトナライフ』より引用)

子どものキャッシュレス決済はどうすればいいの?

子どものマイナンバーカードを取得したらキャッシュレス決済事業者を決めて、マイナポイント(最大5,000pt)の受取申請をします。マイナポイント第2弾に対応するキャッシュレス決済事業者はマイナポイント公式サイトで確認できます。

●総務省マイナポイント「対象となるキャッシュレス決済サービス検索」は→こちら

しかし、18歳未満の子どもはクレカが作れませんし、スマホを持っていないとPayPayや楽天ペイといったスマホ決済アプリも利用できません。いったいどうすればいいのでしょうか?

マイナポイントのキャッシュレス決済は、15歳未満の場合は「親名義」、15歳〜17歳は「本人名義」か「親名義」で申請することができます。

ただし、マイナポイントの受け取りに紐づけるキャッシュレス決済は、1人につきひとつと決まっていますので、親がすでに申し込んだキャッシュレス決済で、重複して子どもマイナポイントを申し込むことはできません。

つまり、15歳未満の子どもの場合は、親がマイナポイントに申し込んでいない別のキャッシュレス決済を用意する必要があるのです。

とはいえ、新たに申し込まなくても、すでに利用している親名義のキャッシュレス決済手段を利用すればいいので、さほど手間はかかりません。

今回筆者は「楽天ペイ」を選択しました。その理由は、筆者自身はすでにPayPayでマイナポイントを申請済みであり、スマホにインストールしているほかのスマホ決済アプリで、本人確認などが済んでいるものは「楽天ペイ」と「au PAY」だったからです。

子どものマイナポイント2万円、「楽天ペイ」からの申し込みは簡単!
(画像=こちらは筆者が普段利用しているスマホ決済アプリ。PayPayはすでに自分(親)がマイナポイントで申し込んでいるので、「楽天ペイ」か「au PAY」が子ども用に利用できる、『オトナライフ』より引用)

ちなみに、子どもでも作れるキャッシュレス決済としては、プリペイド型の電子マネーがあります。たとえば「WAON」は年齢制限なしで誰でも作成できますので、15歳〜17歳の子どもなら本人名義で申請してもよいでしょう。