顔にできた吹き出物から虫や寄生虫が発生するという、背筋が寒くなるニュースが海外から飛び込んできた。瞼の吹き出物からある生物が出てきた女性や、寄生虫が何匹も発生した男性の事例を紹介する。

瞼の吹き出物から出てきた生物の正体…

イギリス発のニュース。イギリス在住の女性は、2022年7月下旬、瞼の上に小さな吹き出物ができた。あまり気にせず放置していると吹き出物はどんどん大きくなり。しこりのような感触と痛みが出てきたという。

あまりにも痛くて眼科を受診したところ、眼科では吹き出物を絞りだそうとするとともに抗生物質を処方された。その後も痛みは続き、瞼の腫れもかなり大きくなり、瞼が開けなくなったとき、近所の女性からアドバイスを受けて、自分で中のものを絞り出した。

弾けるような感覚と共に出てきたものは、足の生えた虫のような異物だった。女性はSNSで異物の写真を投稿したところ、哺乳類に大量に寄生する「ボットフライ」ではないかとの意見が多く寄せられたという。

ボットフライはメキシコなどの熱帯地域で見られる虫だが、女性はそのような地域に行った記憶がなく、なぜ寄生されたかは心当たりがないそうだ。

瞼の裏から20匹も!恐怖の寄生虫発生

次は中国初のニュース。2020年に、1年以上も右目に違和感があった男性の瞼から、寄生性の線虫約20匹が摘出された。初めは眼精疲労かと思っていた男性だが、次第に痛みが強まり眼科を受診したところ、手術で線虫を1匹ずつ摘出することになった。

この線虫は東洋眼虫と呼ばれ、ショウジョウバエの仲間であるメマトイを媒介して感染する。メマトイは、牛や犬など動物の涙や目やにの中に含まれるたんぱく質を餌としているため、東洋眼虫はメマトイを介して人間にも寄生する。東洋眼虫は、感染後すぐには無症状な上、結膜の奥にいるため発見が難しい。

日本で多く報告されるニキビダニと予防法

日本では、成人の顔に棲みつく「ニキビダニ」の事例が多く報告されている。ニキビダニは人間の毛穴に潜り、皮脂を食べる寄生虫だ。ニキビダニは人間と共生しているが、洗顔が十分でないなどの原因で、ニキビダニが大量発生して、皮膚の炎症を起こすという。

ニキビダニの大量発生を防ぐには、洗顔料を使い、皮膚を傷つけないよう優しくしっかり洗い流すことが大切だ。化粧道具の手入れや、精神的なストレス、夜更かしなどもできる限り避ける。どうしても皮膚の炎症が収まらない場合は、躊躇なく皮膚科を受診したい。

文・藤森みすず

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