2022年夏、あの球児たちの歓声が戻ってきた。熱戦が繰り広げられる今大会、決勝は仙台育英対下関国際、8-1で仙台育英が快勝、深紅の大優勝旗が初の白河の関超えを果たした。

注目を浴びる高校球児、今年もまたプロへと進む選手は出るのだろうか。本記事では、メジャーでの活躍など大きく成長したかつての高校球児5人にスポットをあて、当時を振り返りたい。

田中将大(駒澤大学附属苫小牧高等学校-楽天イーグルス-ニューヨークヤンキース…)

田中は小学生の時に軟式少年野球チームに入団、野球を始めた。2004年には駒澤大学附属苫小牧高等学校に入学、高校時代は捕手と投手の両方をこなしている。

2年の夏には全国制覇。しかし、3年次早稲田実業との決勝で惜しくも3-4で敗れた。これはあのハンカチ王子として有名になった斎藤佑樹と投げ合った一戦である。

松坂大輔(横浜高校-西武-レッドソックス-メッツ…)

平成の怪物と言われた松坂。現在は野球評論家やYouTuberとして活躍している。青森で生まれた松坂は東京で育ち横浜高校に進学した。

1998年春の選抜では圧倒的な強さを見せつけ優勝。夏の大会では、準々決勝でPL学園を相手に250球を投げ勝利投手となった。また決勝ではノーヒットノーランを達成するなど超人的な活躍をみせる。

松井秀喜(星稜高校-ジャイアンツ-ヤンキース…)

北陸の怪童と言われた松井。星稜高校では1年生で4番をつとめる。投手で入部したものの一塁手を経て三塁手に転向。三塁手で四番が定位置となった。本塁打の推定飛距離は140メートルもあったという。

ただ1年の夏は初戦敗退、2年の夏は準決勝で大阪桐蔭に敗れた。高校3年生の夏も2回戦の明徳義塾戦で敗退、勝利には恵まれなかった。明徳義塾戦でうけた5打席連続敬遠は高校屈指のスラッガーならではのエピソード。

福留 孝介(PL学園-日本生命-中日-シカゴカブス…)

鹿児島出身の福留。中学時代にはすでにプロを意識していた。数多くの高校から誘いがあったものの、立浪に憧れPL学園に入学。1年の秋には4番を打つ。1995年夏は大阪大会で7本塁打を打ち、全国大会出場に貢献した。

甲子園では初戦で満塁ホームラン、また次の打席でもホームランを打つなど記録を打ち立て大勝。準々決勝でも福留は3安打を放ったが、チームは敗れた。

大谷翔平(花巻東-北海道日本ハム-エンゼルス)

いまや知らない人がいないのではないかと思える飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中の大谷翔平。彼も甲子園に出場していた1人だ。花巻東高校のエース。菊池雄星に憧れて入学した。

1年の秋からチームのエースとなり147キロを記録、2年では151キロを記録した。このころから、「みちのくのダルビッシュ」と呼ばれ注目を集めるようになった。

しかし、2011年夏の大会ではケガにより途中から打者に専念。2012年春の選抜では好投をみせたものの最終的には9失点で敗退。甲子園では1勝もできなかった。

3年の夏は岩手大会準決勝で160キロを記録。ただ決勝では15奪三振するも運悪く敗退。甲子園出場はならなかった。

いずれも高校時代から注目される超高校級選手

かつて高校球児だった5人。いずれも超一流の野球選手となった。2022年の夏、熱闘を繰り広げた高校球児たち。彼らに続くスターは生まれるのだろうか。期待される。

文・しらいはるか(2級FP技能士・薬機法管理者)

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