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コンゴ川やメコン川...世界の大河の生き物をめぐる
長江エリアへ。子パンダにご対面!
コンゴ川やメコン川...世界の大河の生き物をめぐる
チケットを購入したら、いよいよ園内へ。すぐにも子パンダを会いたい...とはやる気持ちを抑えて、世界の川の生き物たちがいきいきと動く姿を楽しんでいきましょう。
園内の左半分は、ミシシッピ川・コンゴ川・ナイル川・ガンジス川・マレー川・メコン川・長江の生物たちがいるエリア。大きな水路を挟んで右半分は、アマゾン川のエリアになっています。特に魅力的なエリアをご紹介します。
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<コンゴ川のアトランティック・ターポン。目付きが鋭い>
コンゴ川のエリアには、美しい魚類がたくさん泳いでいます。
アトランティック・ターポンは体長2mにもなる巨大な古代魚。ギョロリと睨む大きな目が迫力です。この目は捕食の際に役立つと言われています。
海水魚顔負けの、カラフルな色味のシクリッドたちが泳ぐ水槽も見どころです。特に目立つのがジラフ・シクリッド。黄色と青の目立つ配色と、キリンのような模様が鮮烈です。アフリカの大地を思い起こさせます。
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<コンゴ川のカラフルなシクリッド。黄色の体色にキリン模様、青い顔の魚がジラフ・シクリッド>
観覧客が特に熱心に見入るのは、メコン川のエリアです。巨大な魚のオブジェが吊り下げられた展示場に足を踏み入れると、眼前に広がる淡水魚のパノラマ水槽に目を奪われます。
メコンオオナマズや、コイ科では最大級のバーカーホー、淡水エイのヒマンチュラ・チャオプラヤが悠々と泳ぐ姿は圧巻。アジアの大河に潜ったような気分に浸れます。
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<メコン川のパノラマ水槽は人気の的>
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<悠々と泳ぐ大きなメコンオオナマズやバーカーホー>
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<案内板には日本語表記もあります>
長江エリアへ。子パンダにご対面!
いよいよジャイアントパンダのいる長江エリアに向かいます。川がテーマのサファリパークに、山岳地帯に棲むパンダがいるのは不思議な気もしますが、それは言いっこなし。やっぱりパンダは見てみたいですよね。
「赤道直下のシンガポールで、寒冷地に棲むパンダが暮らせるの?」と思った方もご心配なく。リバーワンダーのパンダ舎は、見学路も含めて、エアコンの効いたドーム状の建物の中にあります。観覧客とパンダたちの間に、ガラス等の遮蔽物がないのがポイント。子パンダのルァルァくんも、直に見ることができるのです!
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<パンダ舎へ至る通路の案内表示>
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<通路を飾るルァルァの旗。「メイドインシンガポール」の表記が微笑ましい>
パンダ舎の中に入ると、まず現れるのはレッサーパンダ。こちらもガラスが無い状態で、愛くるしい姿を間近で見られます。
見学路を進むと、オスのジャイアントパンダの「カイカイ」が放飼場にいるのが見えてきます。すぐ近くにパンダがいることに感動!
14歳のカイカイはピンクの鼻が特徴で、食欲旺盛。タケをバキバキ食べる音もダイレクトに響いてきます。パンダと同じ空間にいることを実感しますよ。
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<パンダ舎の入口付近。レッサーパンダと記念撮影する来園客>
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<手すりの向こうにパンダが!オスのカイカイがペレットを食べています>
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<ピンク色の鼻が特徴のカイカイ>
カイカイを見た後は、お目当ての母子パンダがいる放飼場へ。母親の「ジァジァ」は13歳の美パンダ。シンガポールに来た当初は、シャイでよくバックヤードにこもっていましたが、今や堂々たるお母さんパンダです。観覧客の前でシャクシャクと美味しそうに竹を食べていました。
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<上品に竹を食べるジァジァ>
息子のルァルァくんは2021年8月14日生まれ。撮影時点では生後10か月過ぎでした。一瞬どこにいるのか迷いましたが、よーく見ると...いた!
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<食事中のジァジァ。奥に立つ木の上を見ると...>
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<木の上で動くルァルァが!顔だけでなく足も可愛い>
傾斜がついた放飼場の木の上で、ルァルァがもぞもぞと動いていました。ふわふわの毛がぬいぐるみのようで、愛らしさ満点!
モフモフの足を、枝からぷらーんと垂らす様子もたまらなくキュートです。何より、子パンダと同じ空気を吸える、このパンダ舎の距離の近さが素敵です。
ルァルァが木の上で体勢を変えるたびに、観覧客は大喜び。シンガポールの人々に愛されていることが伝わってくる子パンダでした。
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<しきりに体勢を変えるルァルァ>
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<毛並みがモフモフ>
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<母子パンダを眺める人々。ずっと見ていられる愛らしさです>
可愛さにクラクラしながらパンダ舎を出ると、そこにはパンダグッズでいっぱいのギフトショップが!ぬいぐるみから日用品、衣類などあらゆるパンダグッズが揃っています。筆者もつい、ルァルァの成長が綴られた写真集を買ってしまいました...。
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<パンダ舎の外のショップ。どこもかしこもパンダグッズ>