目次
危険な繁殖力の「ミント」を庭に地植えしてはいけない理由②
危険な繁殖力の「ミント」を庭に地植えしてはいけない理由③
危険な繁殖力の「ミント」を庭に地植えしてはいけない理由②
驚異の再生力ですぐに元通りに

駆除は簡単ではありません。例えば前述した方法で庭全面に除草剤を撒いても、地面は隣家とも繋がっています。隣家の地下にわずかでも根が残っていればそこからまた圧倒的な繁殖力で自宅の庭先をミントが侵食していきます。お隣の家にしても大変迷惑な話ですよね。
周囲の生態系さえも荒してしまう
安易なミントの地植えは、ご自身だけでなく周囲の人たちにとっても大変迷惑な行為であると言えましょう。また、その土地のもともとの生態系すら壊しかねませんので、ミントを植える際にはたとえ鉢植えで生育させる場合であっても厳重な管理と注意が必要です。
安易におすすめはできない

ミントは生育方法が簡単な植物ではありますが、決してガーデニング初心者の方に手放しでおすすめできる品種ではありません。
危険な繁殖力の「ミント」を庭に地植えしてはいけない理由③
増え続けたミントは効能が失われる

ここまでミントの繁殖力について紹介したわけですが、「そうは言うものの、ミントは利用価値が高い植物なのだし、増えても食べるなり使うなりすればいいのでは?」と考えてしまう人も多いことでしょう。
残念ながら、そう簡単な話ではないのです。ミントは世代を重ねていくごとにどんどん効能が失われて、ただの猛烈な繁殖力がある雑草へと変貌を遂げる植物として知られています。
腐敗したミントの悪臭が庭を満たす
ハーブは多年草の性質を有しているものが多く、ミントもそのほとんどの品種が冬を越して生育できます。ただ、やはり植物である以上は枯死の宿命からは逃れられません。世代を重ねるごとにもともとの爽やかな匂いが消えていくことで有名なミントですが、枯れたミントから漂う悪臭は耐え難いものがあります。
繁殖したミントには防虫効果がない
ピレパラアース 防虫力おくだけ ハーブミントの香り
もともとのミントには害虫を寄せ付けない成分が含まれています。ノミや蚊、ゴキブリなどを遠ざける効果が期待でき、実際に欧州では害虫対策としてミントが植えられ、ミント由来の防虫剤がメーカーより販売されていますね。ですが、庭先に植えられて世代を重ねたミントにはもはや防虫効果はほぼ存在しません。
庭のミントが害虫パラダイスに
そうなれば、ミントは害虫にとってまさにパラダイスです。もともとミントに好んで付く害虫である「ヨトウムシ」はもちろん、ゴキブリなどの巣になることも。