ランナーたちの練習内容はランニングだけに限りません。補強運動としての筋トレは必要不可欠なものです。そして、もしするべき筋トレをただ一つだけ選ぶとしたら、スクワットです。なぜランニングにスクワットが効果的なのかをランナーのレベル別に紹介します。
目次
ランニングだけでは足りないわけ
ランニングに必要なものとは
ランニングだけでは足りないわけ
ランニングの目的には人によって様々な違いがあります。例えば、痩せたい、健康になりたい、他のスポーツのために走力を上げたい、そうした違いはあっても、ランニングはそのどれにも効果がある運動です。スクワットのことを「King of Training」(トレーニングの王様)と呼ぶ人がいますが、ランニングにもその称号を与えるべきでしょう。しかし、人はあらゆることに慣れる動物です。どれだけ優れた、あるいはきついトレーニングであっても、そのメニュー「だけ」を、同じやり方で、毎日のように、あるいは同じ頻度で繰り返し行っていると、そのうちにダレが生じ、身体の反応は鈍り、成長は止まり、それどころか慢性疲労による故障まで引き起こすこともあります。
ランニングに必要なものとは
ランニング、特にマラソンなどの長距離走には器用さや敏捷性は必要ありません。必要なもの下半身の筋力と心肺能力の2つです。ひたすら走り続けていれば、自然にその2つのレベルは上がっていきますが、それは最良のやり方とは言えないでしょう。前述しましたように、同じやり方を繰り返すトレーニングのメニューから得られる成長効果には限界があるからです。マラソンを走るためにランニングは最適のメニューであるかもしれませんが、唯一のものであってはいけないのです。そこには補強と言うメニューが必要になります。