用途別のサーキュレーターと扇風機の使い分け

 では違いを前提に、サーキュレーターと扇風機の使い分けについて解説しよう。

サーキュレーターと扇風機の違いは? 用途別に使い分ける
(画像=『BCN+R』より 引用)

涼むためには体全体に当たる扇風機がおすすめ

 風に当たって涼みたいなら扇風機がおすすめだ。柔らかい風を全身に当てられるため、局所的な冷えや乾燥を防ぎながらクールダウンできる。

 サーキュレーターでも風を浴びることはできるのだが、狭い範囲に風が届くため、体全体を冷やすのには向いていない。また、風を強く感じるのも快適とはいえないだろう。

エアコンの電気代を抑えるならサーキュレーター

 エアコンの電気代を抑えるために使うならサーキュレーターがおすすめだ。遠くまで風を届けられるため、部屋の隅々まで空気を攪拌し、部屋の温度が場所によって異なる状況を改善してくれる。これにより無駄に冷やしたり温めたりすることがなくなるだろう。

 扇風機の場合は遠くまで風を届けることが難しいため、部屋の空気を攪拌するという用途には向いていない。ただ、暑い時期に扇風機を使って体を冷やし、その分エアコンの設定温度を上げるという用途には使用可能だ。