生活の中で、急にお金が必要になる場面は多い。葬儀費用もそのひとつだ。実は、葬儀費用は意外に高いのだが、どれぐらいの金額がかかるのか分からない人も多いだろう。

ここでは、葬儀費用について解説する。

葬儀費用の相場と内訳

葬儀の形式の多様化や社会情勢の変化などの影響で、葬儀費用の相場は減少傾向にある。しかし、それでも葬儀費用の相場は意外と高く、さまざまな調査を見ると、全国平均で百数十万円はかかるといわれている。

では、なぜ葬儀費用は高いのだろうか。それは、葬儀費用には次のようなものが含まれるからである。

・葬儀一式費用
葬儀一式費用とは、式場料や葬儀用具代などの葬儀費用のほかに、霊柩車や寝台車の費用、サービス費用などが含まれる。

・通夜からの飲食接待費
葬儀の費用だけでなく、通夜から葬儀後までの飲食代や会葬返礼品などの費用も必要である。

・寺院等へのお布施・謝礼
寺院等へのお布施・謝礼、御車代なども葬儀費用に含まれる。

葬儀費用を安くする方法

葬儀一式費用だけでなく、通夜からの飲食接待費や寺院等へのお布施・謝礼なども必要になるため、葬儀の総費用はどうしても高くなりがちである。しかし、以下のような工夫をすることで、葬儀費用を安くすることも可能だ。

・家族葬にする
家族葬とは、親族や本当に親しい人のみで行う葬儀のこと。葬儀に来る人が限られているため、式場の広さや通夜からの飲食接待費を抑えることができ、葬儀費用を安くできる。

・複数社から見積もりを取る
実は、葬儀業者によって葬儀費用は異なる。そのため、複数社から見積もりを取ることで、より金額の低い業者に依頼できる。

・葬儀業者の会員制度を利用する
葬儀業者では、会員向けに葬儀価格を低く設定していたり、毎月の会費により葬儀費用の積立ができたりするところもある。そのため、葬儀業者の会員制度を利用することで、葬儀費用を安くできる。

葬儀費用がいくらかかるのか事前に知っておくことが大事

葬儀費用は、全国平均で百数十万円はかかるといわれている。しかし、地域や葬儀業者によって、その価格はさまざまである。事前に葬儀費用がいくらかかるのか調査し、計画的に資金を用意しておいたほうがよいだろう。

文・はせがわあきこ

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