第2位:キンモクセイ

え?あのキンモクセイが?そう思われることでしょう。これも、キンモクセイ自体には何も危険はありません。あの金色に輝く花、そして芳香剤などにも使われる甘い香り。では、何が危険なのか?それは、その甘い香りゆえ様々な昆虫を呼び寄せてしまうことです。

コガネムシ類やハナムグリ、アブ、ハチ、アリ…とその種類は多いです。しかも釣り場だけでなく、市街地にも普通に見られるので、あまり気にならない方も多いでしょう。

しかし、この花には危険なスズメバチやアシナガバチなども寄って来ます。もちろん、巣も作ります。小さなアブやハエなどを狙って寄って来るのですが、その小さな虫を呼び寄せているのがキンモクセイなのです。花の色と香りでついつい近付きがちですが、遠くから眺めるだけにしておきましょう。

釣り場に潜む注意が必要な危険動植物ベスト5 セミが要注意のワケは?
(画像=小さな虫を寄せるキンモクセイ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)、『TSURINEWS』より 引用)

第1位:キョウチクトウ

この植物は街路樹や校庭、道路など、どこにでも見られる低木植物です。環境の変化や汚染に強く、比較的どこの釣り場でも見かけます。赤や白などとてもキレイな花を咲かせます。

が、これが侮ってはいけません。この植物は猛毒です。海外ではこの枝をバーベキューの串に使い、死亡事故も起きています。花、葉、枝、実、根、全てに強い毒があります。燃やしてもダメです。その煙に毒が含まれます。

毒の症状は、めまい、下痢、嘔吐、頭痛、などで、酷い場合は入院などが必要になり、シャレになりません。うっかり花や葉を触って、その手でお弁当を食べるのは非常に危険です。少しでも具合が悪くなります。触ってしまったら、よく手を洗いましょう。ルアーの針に引っ掛かったこの花を素手で取り除くのもやめましょう。

特に釣りキャンプで、バーベキューをやる方は十分注意してください。楽しいキャンプや釣りが台無しになります。また、葉が細長く鋭いので、目に入らないように注意しましょう。触らなければ特に問題ありません。

釣り場に潜む注意が必要な危険動植物ベスト5 セミが要注意のワケは?
(画像=猛毒のキョウチクトウ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)、『TSURINEWS』より 引用)