釣りは自然が相手の完全アウトドアです。初心者でもどんなにベテランでも、自然の脅威は頭に入れておきたいもの。そこで今回は、陸っぱりの釣りを中心に、これから釣りや釣りキャンプを楽しむ方へ、身近で良く見かける危険な動植物を筆者の経験を元に、ランキング形式にてお伝えします。陸っぱりの釣りをあまりしない方もぜひご覧下さい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

注意が必要な危険生物

危険生物を紹介する記事は、季節になると色々なメディアや媒体で取り上げられます。そこで必ず現れるのが、マダニとスズメバチです。簡単に言うと、マダニは感染症を引き起こし、スズメバチは、アナフィラキシーショックを引き起こすというもの。どちらも命に関わる事なので、とても重要な情報ですが、釣り場では命に関わらないまでも、少しだけ注意が必要な動植物がいるものです。では、それは何か?さっそくランキングで紹介しましょう。

※あくまでも筆者の経験から選んだ動植物です。

第5位:セミ

え?セミ?と思った方も多いことでしょう。決してウケ狙いではありません。もちろん、セミ自体には何も危険はありません。おしっこをかけられても毒はありません。セミがなぜ危険かと言えば、熱中症の指標となるからです。

例えば、外気温が38度くらいの危険な日中になると、アブラゼミやミンミンゼミ、最近では東京でもクマゼミが鳴きます。ジワジワ~や、耳を突き刺すミンミンという鳴き声、シュワシュワシュワ~という、気が狂いそうになる鳴き声が聞こえたら、高温注意だと思って間違いないです。35度前後であれば、ニイニイゼミです。

チィー!という鳴き声が徐々に大きくなる独特の鳴き声ですが、このセミは7月上旬など、まだ暑くなる前によくみかけます。7月になって今年は雨が多く、このニイニイゼミがよく鳴いています。まだ本格的に暑くならない証拠です。釣り場で、アブラゼミやミンミンゼミ、クマゼミなどの鳴き声をめまいがするくらい聞いたら、熱中症に要注意です。特に、色々な種類のセミの鳴き声が重なって聞こえる日はかなり危険です。

釣り場に潜む注意が必要な危険動植物ベスト5 セミが要注意のワケは?
(画像=ニイニイゼミ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)、『TSURINEWS』より 引用)