根掛かりに注意しつつエギを躍らせる

タックルの準備が終わった午後2時に出船。航程5分で水深4~5mのポイントに到着した。当日は無風のベタナギで、絶好の釣り日和だった。

船長から「投げると根掛かりが多いので、なるべく真下で釣ってください」とのアナウンスで釣り開始となった。

足元に仕掛けを投入して根掛かりに注意しながらエギを躍らせてアタリを待った。海底は海藻や貝殻などでゴツゴツしていて、注意しているにもかかわらず、時々根掛かりしそうになる。このようなポイントでないとタコはいないようだ。

船中初の大物はバラシ……

釣り開始からしばらくの間は船中沈黙状態だったが、私のサオにずっしりと重さが伝わったので、タコが乗ったと思って大きくサオを立てるとハリ掛かりした。ずっしりと重いので良型のようだ。

ミチイトを張ってバラさないように慎重に巻き上げた。足を大きく広げたタコが水面に見えると周囲の人たちが「大きい!」と言った。

周囲を見渡すがタモがない! 仕方ないのでミチイトを持って取り込もうと引き上げた瞬間にポチャンと落ちた。すぐにエギで引っ掛けたが、ハリ掛かりせず、海底へと帰っていった。

推定2kg前後の大ダコだったので残念だ。船中初ヒットだったので船長もガッカリしていた。それでもこの日のヒットカラーはグリーン系だと分かったので次のアタリに期待した。