ファーストエイドキットの中身は、自身の体調に合わせて中身となる衛生材料を入れ替えたり追加する必要があります。さらに、登山に合う衛生材料も必要です。そのため、今回は登山向けにファーストエイドキットの中身と簡単な処置方法も合わせて紹介します。

目次
ファーストエイドキットとは
基本アイテム

ファーストエイドキットとは

手当をするための道具セット

【保存版】登山時のファーストエイドキットの中身まとめ。緊急時の対応方法も解説!
(画像=Photo byHans、『暮らし〜の』より引用)

ファーストエイドキットとは主に軽症の怪我を手当できるように、小さなバッグにさまざまな衛生材料を入れて持ち運べるようにしたセットのことをいいます。基本的には応急手当をするための道具となっており、一時的な治療しかできません。

怪我の度合いによっては速やかに病院で治療を受けましょう。また、アイテムだけ揃っていても意味がありません。三角巾や包帯などの使い方も事前に覚える必要があります。

中身をカスタムした方がいい

ファーストエイドキットはさまざまな種類のものが市販されています。怪我だけなら問題ないですが、持病がある方は持病の薬も必要になるため登山ルートや活動内容に応じファーストエイドキットをカスタムしましょう。

例えばアルコールに弱い方は、アルコールを使用した除菌、殺菌用の綿で拭くと肌が赤くなる可能性があります。このような場合はアルコールを使用していない衛生材料に変える必要があります。

衛生材料とは

衛生材料とは医療で使用される主に使い捨ての資器材のことを意味する言葉です。例えばガーゼ や脱脂綿、消毒用のアルコール綿から包帯や絆創膏などファーストエイドキットに必要な幅広いアイテムが衛生材料に分類されます。

基本アイテム

絆創膏

絆創膏

【保存版】登山時のファーストエイドキットの中身まとめ。緊急時の対応方法も解説!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

絆創膏は傷を保護するためのアイテム。そのため、大きさや形状の異なる絆創膏を用意しておくといいでしょう。分かりやすいように箱のまま入れる方法もありますが、ケースの大きさによっては箱のままだとかさばりやすいため小分けして入れる方法もおすすめです。

登山ではトレッキングシューズで靴ずれを起こす可能性も高いため、靴ずれやマメ用の絆創膏を入れておくといいでしょう。絆創膏はあくまでも傷を保護するための衛生材料です。

滅菌ガーゼとフィルム

絆創膏では覆えない広い部分を保護するときに使う衛生材料です。ガーゼを当ててその上からフィルムを貼って保護しましょう。擦り傷や、深くない切り傷の場合はガーゼの上から押さえと止血できます。このときにも滅菌ガーゼは役立つアイテムです。

ファーストエイドキットキットの中身として水は非常重要です。創傷面を洗い流すことで砂や土などの遺物の除去、消毒ができます。ファーストエイドキットのケースに収まりませんが飲料水とは別に350ml~500ml程度の水は確保しておくといいでしょう。

水は怪我の治療だけではなく迷ったときや予備の飲水として熱中症対策としても役立ちます。