iPhoneやiPadの各機種が続々と値上げされている。しかし、iPhoneの販売店などに行くと、売り切れが続出している。中には新商品が入荷できないお店もある。

では、なぜ売り切れが続出しているのだろうか? 円安で「海外転売ヤー」が横行していることも原因のひとつといわれている。

ここでは、iPhoneは値上がりしているのに、なぜ売り切れが続出しているのかを見ていこう。

iPhoneが価格改定で大幅値上げ

はじめに、iPhoneの値上げの実態について見ていこう。NTTドコモでは、2022年7月15日以降にiPhoneのオンラインショップ価格が改定された。その中身を見てみると大幅値上げとなっている。

例えば、iPhone 13 Pro 128GBは、142,560円から172,810円と約3万円の値上げとなっている。そのほかにも、iPhone 13 Pro 256GBが、165,528円から195,030円に、iPhone 13 mini 128GBが98,208円から116,710円と値上げされる。

iPadについても、iPad Air(第5世代) 256GBが124,630円から144,870円に、12.9インチiPad Pro(第5世代) 512GBが183,744円から228,030円に値上げされるなど、多くの機種で値上げが行われている。

値上げには、さまざまな原因があると思われるが、主な原因としては急激な円安やウクライナ危機による材料費の高騰などが考えられる。

一方でiPhoneの品切れが続く その理由とは

上述した通り、iPhoneやiPadの多くの機種が数万円程度の値上げとなっている。実は、iPhoneやiPadの値上げは今回だけでなく、過去何度も行われてきた。値上げが続くと、売上も減るのではないかと思いがちだが、実際には品切れが続き、手に入りにくい状態となっている。これはなぜだろうか。

iPhoneやiPadが品切れになっている理由は、いくつかあると考えられる。主な理由は、次のものだ。

・半導体などの部品不足により生産数が少ない
・そもそも人気が高く、需要が多い
・海外転売ヤーの増加

現在は、これらの複数の理由が重なって、品切れになっている状態だ。

欲しいモデルがあればお店の情報をこまめにチェックしよう

iPhoneやiPadは、価格改定による大幅値上げが行われているのにも関わらず、品切れが続いている。それには、半導体などの部品不足により生産数が少ないことや、円安によって海外転売ヤーが増加していることなど、いくつかの理由がある。

そのうえ、ウクライナ危機がまだ続くであろうことを考えると、これらの原因がすぐに解消されるとは考えにくく、iPhoneやiPadの品切れは、これからも続くことが予想される。欲しいモデルがあればお店の情報をこまめにチェックしたほうが良いだろう。

文・はせがわあきこ

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