急激な円安の影響を受けて値上がりしたiPhone。それでもiPhoneを買いたい人に今注目されているのが中古のiPhoneだ。もちろん、信頼のおける中古店で購入すれば保証もあって安心だが、個人が出品するフリマやネットオークションとなると、残念ながら問題のある端末が混じっているかもしれない……。そこで今回は、中古のiPhoneを購入するときに確認しておきたい11のポイントを紹介しよう。
【1】製造番号(IMEI)を確認して「赤ロム」でないか確認する
中古のiPhoneのなかには端末代金の支払いが完了しておらず、ネットワーク利用制限がかけられているものがある。これらは一般的に“赤ロム”と呼ばれており、中古iPhoneを購入するときに、絶対に避けなければならない重要なポイントとなる。
赤ロムかどうかはIMEI(国際移動体装置識別番号)を調べることで確認できる。iPhoneには個別にIMEIが割り振られているので、この番号を入手して自分で確認すれば、赤ロムを避けられるというわけだ。
IMEIを調べるにはiPhone本体の「設定」→「 一般」→「情報」画面で、下にスクロールすると確認できるほか、「*#06#」に電話をかけることでも、IMEIを調べることができるようになっている。

入手したIMEIは各キャリアのIMEI照会サイトで調べることができるが、どのキャリアで販売されたものか分からない場合は、snowyskiesの「ネットワーク利用制限チェッカー」といったWebサイトを利用することで確認可能だ。
判定は「〇」なら端末に問題がなく通信が可能な状態。「△」は通信は可能だが将来は通信できなくなる可能性がある。「×」は何かしらの制限がかかっており通信ができない状態。「ー」はキャリアに登録されていないことを示す。
「〇」判定なら問題ないが、「△」や「×」判定だった端末は避けたほうがいいだろう。ちなみに、「〇」判定のiPhoneは「白ロム」と呼ばれており、通信に問題がない端末であることを意味する。

【2】シリアル番号でAppleの保証状況を確認する
iPhoneの製造番号(IMEI)と同じように、Appleの保証がどうなっているかを確認するには、個別に付与されているシリアル番号をチェックしてみればいい。
iPhoneのシリアル番号は、iPhoneの「設定」「一般」→「情報」画面を開くと確認できるようになっている。

入手したシリアル番号はAppleの「保障状況とサービス期間」ページの検索欄に入力することで、Appleのサポートや保証がどうなっているかを確認できる。
また、シリアル番号の上に表示された「モデル番号」が分かれば、Webサイトでモデル番号を検索することで、そのiPhoneの基本スペックを確認できるはずだ。
たとえば、フリマなどで表示されているiPhoneのメモリやストレージ容量などが正しいかどうかは、このモデル番号で確認できるのだ。iPhoneはストレージ容量で値段が大きく違うので、しっかり確認したい。
