目次
ガイロープに輪を作るための結び方
覚えておくと便利なガイロープの結び方
ガイロープに輪を作るための結び方
もやい結びについて
もやい結びは船の係留でも使われている結び方です。もやい結びの特徴としては先端に任意の大きさで輪が作れます。また、力が加わっても輪の大きさは変わりません。きつく結んでも解くときは簡単に解けるため非常に便利な結び方です。もやい結びは、タープポールの先端の金具を通す輪を作るときに役立ちます。
もやい結びの結び方
本記事ではロープの長い方を「もと」、ロープの先端側を「先」といいます。まず最初に結び目になるところに先が上になるように輪を作り、輪の中に先を下から通します。輪に通した先をもとを下からすくうようにくぐらせた後、再度最初に作った輪の中に入れてロープの両側を持って結び目を締め上げるともやい結びの完成です。
エイトノットについて
結び目が8のようにみえるためエイトノットと呼ばれており簡単に結べ、強く結べますが簡単に解ける結び方です。タープを設営するときは自在金具に通したロープが抜けないようにするための結び目に使用したり、輪も作れるためもやい結びと同じようにポールの先端を通すための結び目として使えます。
エイトノットの結び方
ロープの先を30cmほどもとの方に折り返して持ちます。折り返した部分をロープのもとに巻きつけて先端にできた輪に通して引っ張るだけです。非常に簡単なため初心者でもくくりやすいおすすめの結び方です。もやい結び、エイトノット共にタープを設営するときに使用できますが、エイトノットのほうがわずかに強度が高い結び方です。
ポールの先端を通すループは荷重がかかりやすい部分のためきちんと結びましょう。
覚えておくと便利なガイロープの結び方
自在結びについて
自在結びとはロープの張り具合を金具を使わなくても調整できる特殊な結び方です。後述する自在金具が不要になるため、荷物の軽量化や使い勝手がよくなります。下の方に結び目を作るのではなく上の方に作ると調整するたびにしゃがまなくてもいいため楽ですが、折り返す部分が長くなるため長いロープが必要です。
自在結びの結び方
自在結びの結び方は、4回簡単な結び方を繰り返しているだけです。先をペグに引っ掛けたあとロープのもとの方に折り返し、巻きつけるようにロープのもとの下から輪に通します。
先程作った結び目から少し離し同じ結び方で2つ目の結びを作ります。さらに、同じ結び方をひとつ上にして3つ目の結びを作りましょう。最後は2つ目の結び目の下に同じ結び目を作るだけです。言葉ではややこしいですが動画で確認すると意外と簡単に結べます。
張り具合の調整方法
自在結びで張り具合を変えるときは一番目の結び目(ペグに一番近い結び目)を緩めて、下にある2~4回目の結び目でできたコブを動かすだけです。コブを上下することでロープの張り具合の調整ができ、タープポールをきちんと固定できます。
自在金具がなくても張り具合が調整できるため非常に便利な結び方ですが、結び目が緩む可能性もあるため注意しましょう。