タープをきれいにはるには、張り方だけではなくロープ使い正しい結び方でタープポールをする必要があります。今回はタープポールを固定するために使う二種類のロープの結び方と覚えておくと便利な結び方、自在金具やペグについても紹介します。

目次
タープがあると快適に
ガイロープの選び方

タープがあると快適に

快適性が大きく異る

【タープの張り方】基本のロープワークを解説。ガイロープの選び方についても!
(画像=Photo bychulmin1700,『暮らし〜の』より 引用)

キャンプやバーベキューはタープを使わなくてもできますが、タープを使うと日差しを遮ってくれたり視線を遮ることもでき快適なキャンプができます。また、暖かい季節ではテントを使わずタープだけで過ごすこともでき非常に使い勝手いいアイテムです。

特に長方形や正方形のレクタタープはグロメットの数が、六角形のヘキサタープよりも数が多くさまざまな形にアレンジ可能です。そのため、タープだけでもテントのように快適なキャンプができます。

正しい張り方が重要に

キサタープやレクタタープなどのオープンタープは、フレームを組んで設営しないためテントと比べると風の影響を受けやすい形状です。そのため、風が強く吹くと倒壊する恐れがあります。倒壊を防ぐにはタープポールをきちんとペグで固定したり、使い方に応じたロープを選ぶ必要があります。

また、ペグにも地面との相性があり打ち込んだ状態を確実に保持できるペグが必要です。地面との相性が悪いと抜けてしまい、非常に危険です。

ガイロープの選び方

素材によってガイロープの特徴が異なる

【タープの張り方】基本のロープワークを解説。ガイロープの選び方についても!
(画像=Photo byMyriams-Fotos,『暮らし〜の』より 引用)

タープやテントを固定するガイロープは主に化繊を使用しています。化繊は天然繊維の綿や麻と比べると価格が安定し水を吸い上げにくく腐る心配がありません。

しかし、同じ化繊でもナイロンやポリエステルなどの種類によってそれぞれ紫外線に対する強度、吸湿性(吸水性)などの特徴が異なるため、素材の違いはロープ選びの大切な要素になります。年に12回以上もキャンプをする場合は紫外線に対する強度も考えて選ぶようにしましょう。

素材の違い早見表

主な素材のポリエステル(PE)、ポリプロピレン(PP)、ナイロンの比較表です。それぞれ特徴があるためよく見比べて購入しましょう。

  ポリエステル(PE) ポリプロピレン(PP) ナイロン
強度 PPより少し弱い 若干PEより高い PE、PPより高い
耐紫外線 普通 紫外線に弱い 普通
吸水性 吸水性し変質する
価格 普通 安い 高め

太さ・編み方

【タープの張り方】基本のロープワークを解説。ガイロープの選び方についても!
(画像=Photo bymilivigerova,『暮らし〜の』より 引用)

ロープの太さや編み方も大切な要素。太いと強度と重量が増し、細いと強度は下がりますが軽くなります。そのため登山では携帯しやすい3~4mmのガイロープを使い、大型テントやタープを固定する場合は4~5mm程度のロープが安定します。

編み方とはロープをどのように構成しているかということです。ブレイド編みやパラコードがありますが、パラコードは表面が滑らかなため自在金具が滑りやくあまりガイロープにはあまり適しません。