各議員の対応
● 国会議員や政党に対する要請
残念ながら、各政党、選挙区の国会議員とも、全く反応が見られなかった。完全無視姿勢としか判断できないので、ここに記述する内容が皆無であるのが非常に残念である。
これは各レベルの議員に共通するが、普段の言動や発表から、脱炭素が至上、中でも木質燃焼は最高の脱炭素施策と考え、そこから派生する大気汚染についての認識が皆無であるか、認識しつつも国策と齟齬を生じるので苦情は黙殺のいずれかであろうと思われる。
住環境における局地的大気汚染には、誰も興味や問題意識を持っていないようである。
● 町議会議員に対する要請
複数の町議。旧家農家や元・町議の家系や元・町職員等、薪ストーブや野焼きをする側の人間の縁故者の議員や、問題意識も低く漫然と暮らしているような議員が多い。
当然ながら地元付き合いを重んじる彼らは必ず発煙行為者の側にいる。果ては自ら薪ストーブを使用しているが文句あるか?という議員までいた。そのため、議員は全く応答も現地調査も無い。話は承りました。それで終わりである。結果がプアなのでここに多くを書くまでもない。
もっとも酷いのは薪ストーブ家屋に対策を要請したと議員自身が虚言の回答をした例もある。
しかしそれ以前に、市町村レベルの地方自治体にはこの種の規制条例に関する権限は無いことが判明したので、県レベルに対して話すことにした。
● 県議会議員に対する要請
条例は県の仕事であると町からの回答があったので県議会議員(事務員)に。
当該区の神奈川県議会議員の事務所に何度も出向き、薪ストーブや炭焼き、農畜産における燃焼行為や野焼き等、住環境での大量発煙行為について、実態を伝えて現地調査と規制を、との依頼を行ってきた。ツイッター上でも同様の要請を行ってきたが、同氏は一切応答もなかった。実態調査をする動きもない。挙句にはツイッター上でブロックをされた。これは有権者に対するオミットであり、不誠実な行動と言わざるを得ない。
同氏は地元愛を語るが、彼は自身の趣味である海浜、河川関連に偏重し、山林に対しては管理伐採でその樹木を薪ストーブに活用と発言している。
一般住民の声を聴くというより、自身の普段の活動記録からは同氏の仲良しの業界や友人関連の生業のことしか見ていないようである。薪ストーブ関係者、野焼きをする業種、そちらに肩入れだろうか。私的感情や自身の趣味嗜好を優先するとは、議員の資質を著しく欠くと言わざるを得ない。
一般的には「問題」とされ、場合によっては悪臭防止法や廃掃法にも抵触しかねない、煤煙悪臭の苦情と対処要請を受けたとき、それを一切無視する合理的で正当な理由が全く見つけられない。議員という「公人」である以上、私的感情を優先してはいけない。
議員がブロック(ブロックの練達者である自由民主党のK氏が有名だが)するのは、我々庶民のそれとは全く意味が違い、自身に不都合な言説であっても公人の立場として聴取し、また逆に彼自身の思料する点を有権者に公平に公開すべき責務があることをお忘れだろうか。
これは事実であるのでブロックされた旨の画を掲示しておく。誹謗中傷にはならない。これは同氏の自ら取った行動の結果である。
もしこの記事を読まれていたら、改心してブロック解除と真摯な対応を願いたい。それが本当の地元愛、というものである。ただ、同氏の事務所は煙草の煙が充満し、大気汚染や煤煙悪臭対策はこの人では無理だ、とは感じている。
神奈川県等の対応
● 神奈川県
県の環境担当課に薪ストーブに関する苦情対応を送付したが、その回答要旨要約。
環境省「木質バイオマスストーブ環境ガイドブック」により、薪ストーブ等の適切な使用や近隣への配慮を求める。神奈川県生活環境の保全等に関する条例により、工場等から排出される排煙や悪臭について規制基準有りだが、家庭で用いる薪ストーブの多くが問題を生じている状況とは言えず、現段階で条例規制は検討せず。お住まいの地域で薪ストーブの煙や臭いに困りのお話を役場に具体的に。現地確認し使用者に対して周辺住民の生活環境へ配慮するよう要請
つまり、ここまででお判りだろうが、町と県はたらい回し。本来は県の仕事であるが、県は現調すらせず「問題を発生しているとは言えない」と断言。
神奈川県はこの事業を行っている。薪として、燃料としての使用を想定しているようだが、流木・流木チップの無料配布についてこの事業の関係で「規制条例は考えていない」という回答につながるのだろうか。他の県でも伐採樹木や流木の無料配布事業の同様事例は多数存在する。
● 葉山町
町は現調自体を積極的にしているとは見えない。人数的にもすべての問題に対応しきれないというのは理解できる。他の被害者も、かなり絶望的回答をもらって嘆いている方が複数確認できた。薪ストーブも、野焼きも、産廃焼却も、炭焼窯も、煤煙悪臭野放しの、恥ずべき御用邸のある町。と言いたくなる。
ただ、町長にはツイッターでブロックをされていない、お話を聞きます、という姿勢を見せて頂いているのと、環境担当が(法規制の無い範囲の中では)精いっぱいの対応をして頂いているのは評価でき、それが今のところは唯一の光ではある。