目次
3. 寒川神社の境内の見どころ
4. 寒川神社のご神札とお守り

3. 寒川神社の境内の見どころ

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

<寒川神社の案内図>

寒川神社の境内への入り口はひとつだけではありませんが、まずは神池橋を歩いて渡れば参拝気分が盛り上がること間違いありません。さあ、ここから寒川神社の境内へ入りましょう。

3.1 神池橋・三の鳥居

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

神池橋は神池にかかる太鼓橋(アーチ状の橋)です。落ち着きのある灰色がかった白い橋は神様がお渡りになる橋とされています。

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

橋を渡ると写真のように三の鳥居が上から見下ろすように立ちはだかっていますが、その姿は参拝に訪れる人々を包み込むような暖かさに満ちています。

その理由は、明神鳥居と呼ばれる鳥居の形式、桧の素材と色が醸し出す慎ましやかな雰囲気によるところが大きいでしょう。

柱は内側に傾き、柱に対して水平に置かれた笠木(鳥居の一番上にある横たわった部分)と島木(笠木の下にある部分)の両端が上側に反った、まろやかな曲線が美しい鳥居です。

朱塗りされた鳥居が多いなか、桧の素材をそのまま生かした無垢で自然な色合いが、緑豊かな周辺の環境に溶け込んでいます。

3.2 手水舎

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

鳥居をくぐり、大樹からの木漏れ日を楽しみながら上記写真の石畳を歩いていくと、左手に手水舎が見えてきます。

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

上記写真の手水舎とはその名の通り、手を水で洗う場所です。しかしただ手を洗うのではなく、一定の作法を守れば心も体も晴れやかになり、気持ちよく参拝ができるものです。

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

手水の作法については、上記の立て札にこう書かれています。まず左手を清め、次に右手を清め、最後に左手に水を受けて口を清めてください。

広く大きな屋根で覆われたこの手水舎は、参拝の前に心身を清める場所であるとともに、夏には一時の涼をとれ、雨や雪の日にはほっと一息付ける場所となるはずです。

3.3 神門

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

お手水を済ませたら上記写真の神門へ向かいます。ここは参拝客による写真撮影でにぎわう場所です。

折しも取材時は子供の健やかな成長を願う祭典、七五三祭が行われた時期。ご祈祷を受けるために訪れている家族が多く、そこかしこでスマホへ笑顔を向ける姿が見られます。

神門の建築様式は伝統的な重層門。重層とは2階建てのことで、上層部分に高欄のある縁がめぐらされています。

平成13年(2001年)より毎年1月1日から2月3日の節分まで、この神門には「迎春ねぶた」が掲げられています。「迎春ねぶた」は厄除けになると言われており、ねぶたを見るために寒川神社を訪れる初詣客も少なくないとのことです。

3.4 御神木とご社殿(拝殿と本殿)

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

神門をくぐり抜けると、上記のように正面に御神木、ご社殿(拝殿と本殿)を拝する荘厳な風景が広がります。どこまでも続くような白い石畳と雲ひとつない青空による視覚的な効果のせいか、訪れた人はみな、360度に広がるパノラマの景色を見ているかのような錯覚に陥ることでしょう。

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

御神木である2本の杉が、御祭神をお祭りする社殿である御本殿に寄り添う姿に、多くの参拝客が手を合わせていました。

ご社殿は平成9年(1997年)10月に竣功した建造物です。壮大な建造物でありながら、神社建築様式のひとつである神明造り独特の直線的な美しさや、総桧(ひのき)造りの醸し出す清々しさが目を引きます。

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

参拝は上記写真のように正面の拝殿で行います。参拝客が途切れることはありません。

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

取材時には、上記写真のように第52回寒川神社菊花展・写真展が開催されていました。

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

ご社殿前の回廊には、上記写真のようにプロ級の作品の数々が展示されていました。

3.5 参道

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

<寒川神社の一の鳥居>

【神奈川県】寒川神社で八方除! 境内・お守り・御朱印まで徹底紹介
(画像=『たびこふれ』より引用)

<寒川神社の二の鳥居>

寒川神社には、一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居まで、3つの鳥居が存在し、それらをつなぐ参道がのびています。豊かに植樹された参道を木漏れ日を浴びながら、一の鳥居から二の鳥居、そして三の鳥居へと10分間ほどかけて歩いてはいかがでしょうか。ちょうどよい距離感のお散歩コースとしても楽しめますよ。

4. 寒川神社のご神札とお守り

参拝をすませたら、東の回廊に沿って日陰の中をまっすぐ神門の方向へ歩くと、上記写真のようにお守りとご神札の授与所に行き当たります。

巫女さんの前に並んだお守りやお札は色彩豊かで種類も豊富。どれも四方八方からの災いを除ける寒川大明神の御神徳が込められたものです。

この機会に幸運を呼ぶご神札とお守りを受けられて、自宅に飾ったりバッグに忍ばせたりしてはいかがでしょうか。

4.1 ご神札

ご神札は八方除、火難除、盗難除など5種類用意されています。八方除大麻は地相、家相、方位、日柄などに関わる災難を除けるお札で、初めて見るのにどこかなつかしさが感じられる意匠です。初穂料は1,000円です。

4.2 お守り

上記写真のお守り(初穂料1,000円)もご神札も同じように御神徳が込められていますが、お守りのほうがご神札よりも意匠の面で種類が豊富です。オーソドックスさを大事にしながらも、時代に合わせた意匠となるよう工夫しておられるとのこと。

守袋型やカード型のほか、鈴、しめ縄、破魔矢、お米の形体を成したものまでバラエティ豊かです。

その中でも目を引いたのは上記写真の握りこぶしの形をした「健康招徳守」(初穂料500円)というお守りで、繰り返して握ることで健康な体と幸福を授かるとされています。開運や身体安全など、細かな御祈願に合わせて選べます。

授与時間は午前8時から午後5時までとなっています。年中無休ですが、お正月の時期は変動があるため、来訪前に確認することをおすすめします。