目次
航空管制官に向いている人の特徴
航空管制官に必要なスキル
航空管制官に向いている人の特徴
航空管制官を目指すなら、元々の資質も重要なポイント。航空管制官に向いている人の3つの特徴をご紹介します。
1.向上心がある
航空管制官に向いている人の1つ目の特徴は、向上心があることです。
航空管制官は、数年に一度の頻度で異動があります。業務資格は勤務地ごとに異なるため、異動のたびに訓練と内部試験を受けなければなりません。勤務年数にかかわらず、常に学ぶ姿勢を忘れない向上心のある方は、航空管制官としての素質が備わっているといえます。
2.冷静な判断力と責任感がある
航空管制官に向いている人の2つ目の特徴は、冷静な判断力と責任感があることです。
航空管制官が指示する航空機は、大勢のお客様を乗せています。状況把握や指示をひとつでも間違えば、人命が失われる可能性と隣り合わせ。どんな状況であろうと冷静さを保ち、航空機の安全なフライトを誘導する責任感を持っている方は、航空管制官に向いています。
3.協調性がある
航空管制官に向いている人の3つ目の特徴は、協調性があることです。
航空管制官の仕事は、多くの方と連携して行います。例えば、航空路管制業務であれば空港間を飛ぶ航空機を航空管制官でリレーして、目的地へ誘導します。一緒に働く方たちとコミュニケーションを取り、良好な関係を築きながら自身の役割を全うできる方は、航空管制官に向いています。
航空管制官に必要なスキル
航空管制官は専門性が高く、かつ責任感の大きな職業です。そのため、必要なスキルも高いレベルで求められます。航空管制官としての技能に加え、英語力や短期記憶力が必須。各スキルが必要な理由を解説します。
1.航空管制官としての技能
航空管制官に必要な1つ目のスキルは、航空管制官としての技能です。
航空管制官として必要な知識は、航空保安大学校で学びます。航空機概論・航空管制概論などがあり、これらは航空管制官として活躍するための基本です。
知識だけでなく、実戦で使える技術も必須。航空機の位置を捉えるのに利用するターミナル・レーダーの扱い方や、情報処理システムの操作方法なども、航空管制官には必要な技能です。
2.英語力
航空管制官に必要な2つ目のスキルは、英語力です。
航空管制官がコミュニケーションを取るパイロットのなかには、自身とは別の国出身の方もいます。そのため、一定基準以上の英語力が必須。トラブルが起きた場合には、管制用語だけでなく一般的な英会話能力も必要となるため、英語力は常に磨き続けるのがおすすめです。
3.短期記憶力
航空管制官に必要な3つ目のスキルは、短期記憶力です。
航空管制官は、一度に複数の航空機の位置や航空状況を把握します。現在飛行している航空機の名前や、それぞれにどんな指示を出したかを覚えておく短期記憶力に優れていることが必須。一点に集中せず、複数の仕事をバランスよくこなせると、航空管制官として活躍できるでしょう。