目次
諏訪田製作所(昼食・見学)【三条市】
道の駅 燕三条地場産センター(見学)【三条市】
諏訪田製作所(昼食・見学)【三条市】
グッドデザイン賞など多数受賞している「SUWADAつめ切り」。日本だけでなく、海外の美容・医療・介護関係者からの高い支持を受けて注文が殺到しているそうです。その訳は熟練職人が一点一点丁寧に手仕上げする匠の技だからです。
外観
諏訪田製作所は、1926年にニッパーの前身とも言える釘の頭を切るための『喰切(くいきり)』と呼ばれる道具の製造により創業した歴史ある企業です。

黒を貴重とした斬新な建物が目に飛び込んできます。

エントランスホール
建物に入るとどーんと大きなアメ車のオープンカーが展示されています。

横から見ても大きさが分かると思います。車の後ろには元所有者のシルエットが...。

車の所有者はプロレスラーのジャイアント馬場(新潟県三条市出身)さん。ジャイアント馬場さんがハワイで愛用していたキャデラック・エルドラド(1970年式)です。

さらに職人が作り上げたというモニュメントと王様が座るようなゴージャスな椅子が置かれています。まずは何だここは!という驚きがあります。

このモニュメントですが、近くで見るとつめ切りを製作する際に不要になった材料を組み合わせて作り上げています。

諏訪田製作所のメイン商品
最初に迎えてくれたのは水沼課長。スタッフのユニフォームも黒を基調としています。

諏訪田製作所のメイン商品はつめ切り。つめ切りひとつとっても用途によってたくさんの種類があります。

ニッパー型のつめ切りは珍しいようですが、美容関係やネイリストのほとんどの方がこのニッパー型のつめ切りを使っているそうです。

ペット用(ねこ・小型犬用)のつめ切りもあります。

SUWADAショクドウ・レストラン・クイキリとカフェ・スミス
諏訪田製作所にはレストランとカフェが併設されています。

基本的に諏訪田製作所では職人が利用するレストランを一般の人にも開放しています。まずは職人が利用し、一般用の営業時間は12:30〜14:00までとなります。
この日のランチメニューは、
- 日替わりランチ(1,100円)※この日は鰆の西京焼き
- パスタランチA:アマトリチャーナ(1,320円)
- パスタランチB:サルシッチャのラグー(1,320円)
- カレーランチ(1,100円)※この日は骨付きバターチキンカレー
- ステーキ丼ランチ(1,045円) でした。

利用方法は、席を確保。次にテーブル上に置いているオーダーシートに記入してカウンターへ。代金を支払い、料理ができるのを待ちます。

奥はSUWADAショクドウ・レストラン・クイキリです。

手前はカフェ・スミスです。

今回はカフェ・スミスを利用。カフェ・スミスでもクイキリのランチメニューをいただくことが可能です。

カフェ・スミスではイタリア産の豆にこだわった香り高いエスプレッソをいただくことができます。

さらにカフェ・スミスではカヌレやアフタヌーンティも用意されています。

さらにさらにカフェ・スミスでは軽食も用意されています。

さて、ランチをいただきましょう。僕が注文したのは本日の「カレーランチ(1,100円)」です。セットドリンクは「エスプレッソ・シングル」です。この日は骨付きバターチキンカレー。基本的に社員食堂なのですが、めちゃくちゃ本格的な内容。職人さんが羨ましいです。

他の参加者のランチも撮影させていただきました。「パスタランチA:アマトリチャーナ(1,320円)」です。セットドリンクは「エスプレッソ・シングル」です。

「パスタランチB:サルシッチャのラグー(1,320円)」です。セットドリンクは「エスプレッソ・シングル」です。

「ステーキ丼ランチ(1,045円)」です。セットドリンクは「エスプレッソ・シングル」です。

最後に別腹の定番・デザート。「スワスワソフト(374円)をいただきました。これおすすめです!ごちそうさまでした!

工場見学
ここからは鈴木店長の案内になります。

諏訪田製作所の原点は、1926年にニッパーの前身とも言える釘の頭を切るための『喰切(くいきり)』と呼ばれる道具の製造により創業したこと...。

この左手に持つ『喰切(くいきり)』が、以来90余年、「刃と刃を合わせて切る」ニッパー型刃物の製造に特化し、右手に持つ『つめ切り』などの製品を作り出しています。

様々な雑誌やテレビの取材を受け、諏訪田製作所は発信されているのです。

インテリアは全て統一されています。このライトなどは全て販売しているそうです(受注生産)。


このような車やバイクがさりげなく展示されています。

エントランス、ショップ、レストラン&カフェは2階にあります。階段を降りると1階の工場へ通じています。

諏訪田製作所によると『閉じられた空間であった従来の工場。それは関係者以外立ち入ることの出来ないブラックボックスです。お客様はそのブラックボックスから出来上がった商品を見ることでしか、その価値、品質を判断できませんでした。対して SUWADA OPEN FACTORY とは 文字通り「開かれた工場」を指します。』とあります。

工場内も黒を基調としています。これにも大切な意味が込められています。ぜひ工場見学の際に聞いてみてくださいね。

作業現場は全面ガラスで仕切られているので安全に、職人の仕事ぶりを見ることができます。右手には諏訪田製作所の商品や会社の歴史などを実物やパネル展示、モニターで分かりやすく紹介しています。

各セクションに分かれて作業が行われています。女性の姿を多く見かけました。

ここでは研磨・研削作業が行われています。この作業だけでも約30工程行われるそうです。

全体の形状は特殊なサンドペーパーを使用し、目の粗いものから徐々に細かい研磨材料に変えながら少しずつ完成に近づけていきます。

細かいところは手作業となります。削っては...。

目視による確認を繰り返します。

合刃・刃付け作業ができるのは熟練職人のみです。これはダイヤモンドヤスリを駆使し、両刃を合わせていく作業です。繊細で丁寧な仕事が、刃物に命を吹き込みます。

目視による確認。気の遠くなるような作業工程を経て1つずつ作っていきます。

これも余った材料による職人の手作りオブジェです。

次の部屋では検品作業です。

たくさんの職人たちがリレーしてきたつめ切りの出来を見極める検品作業です。

製造業では珍しい全数検査が行われています。

切れ味を厳しく見極めています。

職場の雰囲気もよく、熟練職人が若手の指導を行っています。若手も熟練職人に積極的に声をかけ、教えてもらっています。

ファクトリーショップ
1階から2階へ戻ります。工場見学をした後にショップを見ると製品の素晴らしさが伝わってきます。

諏訪田製作所の製品だけでなく、良いものを厳選して販売しています。

料理するのが楽しくなるようなキッチン製品も充実しています。

レストランで使用しているお皿も販売しています。実際にレストランで使ってみて感触を確かめられるのも良いことですね。

スワダアートラボと呼ばれる「大人のためのプラモデル」。買おうか真剣に悩んでいました。

僕が特に気になったのがこのシェービングキット。めちゃくちゃカッコいい!こんなキットが洗面所にあったらお洒落だろうなと妄想してしまいました...。

そしてこのトラベルセット。右側のカミソリを思わず一目惚れして買ってしまいました。カミソリの刃は市販のもので取り替えが可能です。もちろんつめ切りも買ってしまいました!

これ何だかわかりますか?「ひとひらのおろし金」です。ちょっと大根をおろす時とかに重宝しそうですね。

最後にお手洗い場。めちゃくちゃ綺麗です。トイレを借りに寄りたい(笑)。

諏訪田製作所で昼食・見学してみての僕の感想
工場見学というとどこか古臭く、地味なイメージがありますが、この諏訪田製作所の工場見学はその名の通り「オープンファクトリー」です。ガラス張りにして安全に配慮し、自社製品がどのようにして作られていくのかを行程を追って見ることができるので購入する際はとてもありがたいです。またレストランとカフェはとても素敵。わざわざ立ち寄りたい施設でもあります。僕もトラベルセットとつめ切りを購入しましたが、つめ切りは何十年も使うことができ、メンテナンスも可能。一生モノのつめ切りに出会いました。
諏訪田製作所の詳細
- 所在地:新潟県三条市高安寺1332
- 電話番号:0256-45-6111
★諏訪田製作所 工場見学
- 見学可能時間:10:10〜12:10, 13:00〜17:00
- 定休日:日、月、祝日、4月1日、年末年始
- 見学料:無料
★レストラン・クイキリ
- 営業時間:12:30~14:00(日曜日のみ11:30~14:00)※限定数に達し次第終了
- 定休日:毎週月曜日、祝日、年末年始、4月1日
★カフェ・スミス
- 営業時間:10:00~17:00(軽食提供の時間帯は10:00~16:00)
- 定休日:年末年始、4月1日
- 駐車場:あり(無料)
道の駅 燕三条地場産センター(見学)【三条市】
燕三条で生産された優れたデザインと高品質な商品を紹介しています。物産館では伝統的な職人技から最先端の技術を駆使した製品まで約1万点もの洋食器・刃物・キッチン用品・鍋などが圧倒的なスケールで並んでいます。

燕三条地場産業振興センターは「道の駅 燕三条地場産センター」が館内にあります。館内は石本課長がご案内してくれました。

館内には燕市と三条市の地域文化の活性化を図るために地元企業の紹介を行っています。

ものづくりの町ならではの特産品の紹介は目を見張るものがあります。

物産館へ行ってみましょう。

職人の伝統の技が造りあげた品々を800平方mの大即売場となっています。

これだけの商品を燕三条で作っているのはすごいことです!

こちらはキッチン用品コーナーです。気になる商品を見つけながら店内を探索するのも楽しいものです。

越後鍛冶職人が鍛え上げた包丁を家庭用から本職用まで500種類以上ラインアップされています。

例えばこの「ツボエ」の極上おろし金。片手で大根をおろすことができます。

このおろし金、少しお高め(撮影時8,800円)ですが、他ぶように売れていて、次回の納品が未定なのだそうです。

そしてこのスプーン。ただのスプーンではありません。カレー専用のスプーンです。カレーを食べる力加減や角度を人間工学的に考えて作られた逸品です。こちらはお手頃な価格。やはり常に品薄だそうです。

燕市だけに新潟燕市PR隊鳥としてプロ野球・東京ヤクルトスワローズのつば九郎が任命されています(笑)。

猫関連のグッズまで...。

こちらでは「スプーン磨き体験」ができます。5分程度の体験で300円とリーズナブルです(要予約)。

このスプーンが磨く前のものです。

こうやって磨きますと、

こんな感じに磨き上がります。すごい!僕の顔が映っていますね!

道の駅 燕三条地場産センターで見学してみての僕の感想
とにかく広い!燕三条製品がこんなにあるんだと感動しました。made in Japanにこだわる、製品にこだわる、逸品にこだわるのなら、燕三条地場産センターをおすすめします。掘り出し物を見つけたり、自分のお気に入りを見つけたりと思い思いの時間を過ごすことができます。逆にじっくりと時間を取らないと時間が足りなくなるかもしれませんのでご注意ください!
道の駅 燕三条地場産センターの詳細
- 所在地:新潟県三条市須頃1-17
- 電話番号:0256-32-2311
- 開館時間:9:30〜17:30(スプーン磨き体験10:30~15:30まで、要予約)
- 定休日:毎月第1水曜日、年末年始
- 料金:無料 ※体験料は別途必要です
- 駐車場:あり(無料)