回復期の攻略法(素材工房・橋爪佳則)

梅雨、蒸し暑い日々。それにあわせて水温も上昇し、海中もにぎやかになる。この時期のクロダイの動きといえば、産卵を終え体力回復に向かい活発にエサを捕食するようになる。特に、養殖小割りの釣り場では大型クロダイラッシュ。またシャローエリアでは手のひらサイズの数釣りと、ポイント選択も悩ましいところだが、どちらのエリアもエサ取りたちが活発となりクロダイを仕留める難易度が高くなる。

梅雨明け後のカカリ釣りクロダイ攻略 高活性なエサ取り対策とは?
(画像=養殖小割では大型ラッシュも(提供:えさきち)、『TSURINEWS』より 引用)

ボラを利用しエサ取り回避

この時期もダンゴを軸として釣りを進めるが、ボラを利用したダンゴ釣りがエサ取りたちをかわす鍵となることが多い。そんななか、大きい個体のボラはエサ取りたちを遠ざけてくれる存在。しかし、ダンゴに激しくアタックしてくるため、ダンゴの調整もそれなりに必要となる。

素材工房のブルーステージプレミアムにレッドステージと、私のベーシックな配合になるが、ボラのアタックが多く水深のあるフィールドであればレッドステージの割合を上げてダンゴに粘りを出して割れにくく調整する。ボラの反応はオキアミミックスを混ぜ込むことでもよくなるが、同時にエサ取りたちも寄せるため様子を見ながら調整したい。

ボラを利用した釣り方

ボラにしっかりダンゴを触らせることで、ダンゴから出たさしエサをエサ取りたちから遠ざけてくれる。この時はラインを張らずにボラのアタリが出ればそれを消すくらいラインを緩めてアタリが出るのを待つ。これをダンゴが割れるまで繰り返すイメージだ。

そして、爆発的な釣果を出したバニラコーンは、クロダイのダンゴへの反応をさらに加速させる。ダンゴの中の甘い香りはクロダイを釘付けにするように感じる。

この時期は気温もグングン上昇し、おまけに蒸し暑くて熱中症にもなりやすい季節。そのため水分補給をしっかり行うと同時に、パラソル等で日陰を作り夏のパワフルなクロダイの引きを楽しみたい。

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梅雨明け後のカカリ釣りクロダイ攻略 高活性なエサ取り対策とは?
(画像=豊富な釣果情報(提供:えさきち)、『TSURINEWS』より 引用)