目次
7. 「雲を測る男」(ヤン・ファーブル)
8.  球体のパビリオン「まる」

7. 「雲を測る男」(ヤン・ファーブル)

体感型で楽しむ「金沢21世紀美術館」徹底ガイド! 身近に感じるアートの世界
(画像=『たびこふれ』より引用)

<ヤン・ファーブル《雲を測る男》1998年>

金沢21世紀美術館の屋上にぽつんと立ちながら、どこか存在感を放っている「雲を測る男」。ヤン・ファーブルが制作したこちらの作品は、約60年前の1961年に公開された米国映画「終身犯」からインスピレーションを受け、双子の兄の死を思いながら制作されました。

今日と同じ空はありません。2度と同じものは見られないからこそ、その日の雲を作品と共にのんびり鑑賞してみませんか。

8.  球体のパビリオン「まる」

体感型で楽しむ「金沢21世紀美術館」徹底ガイド! 身近に感じるアートの世界
(画像=『たびこふれ』より引用)

金沢21世紀美術館の新たなシンボルとして登場した球体パビリオン「まる」。開館10周年を記念して、2016年11月に屋外に設置されました。

大きなステンレスの鏡面の球が16個集まり、1つの「まる」になっています。その形は、見る人によっては空に浮かぶ雲に見えたり、ブドウに見えたり、トンボの目に見えたり......。感じ方はさまざまでおもしろい!

体感型で楽しむ「金沢21世紀美術館」徹底ガイド! 身近に感じるアートの世界
(画像=『たびこふれ』より引用)

球体には、青空や雲が映し出されていたり、周りの建物が映し出されていたり......。16個の球体に映し出される景色は、ちょっとずつ違います。この不思議な鏡でぜひ記念撮影してみてくださいね。

体感型で楽しむ「金沢21世紀美術館」徹底ガイド! 身近に感じるアートの世界
(画像=『たびこふれ』より引用)

外側を楽しんだあとは内側へ。内側からも自由に鑑賞できるようになっています。内側は、休憩スペースとして作られたのだとか。

体感型で楽しむ「金沢21世紀美術館」徹底ガイド! 身近に感じるアートの世界
(画像=『たびこふれ』より引用)

内側に入ってみると、SF映画の世界のような異空間が広がっています。いくつもの丸いステンレスの天井に囲まれた、その異質な空間をぜひ体感してみてください。