現代美術館として、観光客にはもちろん地元民からも愛されている「金沢21世紀美術館」。誰もがいつでも立ち寄れるような親しみやすさが魅力であり、ぐっと身近にアートを感じられる仕掛けがたくさんあります。

金沢の主要観光スポットが密集しているエリアにあり、兼六園や金沢城公園へも徒歩で行けるのも嬉しいポイント!

今回は、何度でも訪れても新しい発見がある金沢21世紀美術館の魅力に迫ります。

目次
1. 金沢21世紀美術館とは
2. 2つのゾーンで構成されている金沢21世紀美術館

1. 金沢21世紀美術館とは

体感型で楽しむ「金沢21世紀美術館」徹底ガイド! 身近に感じるアートの世界
(画像=『たびこふれ』より引用)

2004年10月9日、金沢にオープンした現代美術館「金沢21世紀美術館」。今や金沢の代名詞にもなっており、国内外問わず多くの人々に愛されている人気スポットです。

金沢21世紀美術館の特徴のひとつは、「体感型」であるということ。見て、触れて、感じて、誰もが自由気ままにアートを楽しめる空間になっています。

体感型で楽しむ「金沢21世紀美術館」徹底ガイド! 身近に感じるアートの世界
(画像=『たびこふれ』より引用)

「まちに開かれた公園のような美術館」を建築コンセプトにしていることから、正面を設けておらず、4つあるどの入口からも入館可能です。

体感型で楽しむ「金沢21世紀美術館」徹底ガイド! 身近に感じるアートの世界
(画像=『たびこふれ』より引用)

館内の外壁はすべてガラス張り。この外壁のおかげで館内に自然光が差し込み、屋内外に一体感が生まれ、不思議な解放感を味わうことができます。

美術館独特の息苦しさを感じず、ついつい時間を忘れてのんびりしてしまうのは、こういった建物の造りゆえなのでしょう。

体感型で楽しむ「金沢21世紀美術館」徹底ガイド! 身近に感じるアートの世界
(画像=『たびこふれ』より引用)

また、館内をまわっていると、至る所に椅子を見かけます。歩き回って疲れた時にはいつでも休憩できるようにと配慮されたものだそうで、その心意気にもほっこり。

2. 2つのゾーンで構成されている金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館は、無料で楽しめる「交流ゾーン」と、有料の「展覧会ゾーン」に分かれています。下の地図で色の塗られていない部分が無料で楽しめる「交流ゾーン」、水色で塗られた部分が有料の「展覧会ゾーン」です。

美術館への入館自体(交流ゾーン)は無料なので、誰でも気軽に現代アートを楽しめるのが魅力です。特に交流ゾーンは、基本的に朝から夜までずっと空いているので、お散歩がてらふらりと訪れる人も多いのだとか。

展覧会ゾーンへの入場には、有料のチケットが必要です。大きさや形状がそれぞれ異なる展示室では、ユニークな企画展を多数実施しています。

展覧会ゾーンへ訪れる人の割合は、毎月平均すると入場者数の3分の1ほど。気軽に現代アートに触れたい方は交流ゾーンだけでも十分楽しめますが、有名な作品「スイミング・プール」や企画展も楽しみたい人は、有料のチケットを購入しましょう。