目次
3. 金沢21世紀美術館を最大限に楽しむコツ
4. 金沢21世紀美術館といえば!「スイミング・プール(レアンドロ・エルリッヒ)」
3. 金沢21世紀美術館を最大限に楽しむコツ
ここでは、金沢21世紀美術館を楽しむためのコツをお伝えしていきます。
おすすめの回り方とは

建物が丸く設計されているが故に、左右の方向感覚が鈍り、まるで迷路のように感じる館内。「どこからどのように回れば正確なの?」と思う人も多いかもしれません。でも大丈夫。回り方に正解はありません。自由気ままに、まずはぐるりと一周してみるのがおすすめ。どうしても迷ってしまう人は、壁にある案内や案内図を参考に回ってみてくださいね。
何度訪れても方向感覚を失ってしまうという人もいるのですが、いい意味で慣れないため、訪れるたびに違う印象を受けたり、新しい発見があったりするのがおもしろいです。
どの入口から入るのがおすすめ?
「本多通り口(東口)」「柿木畠口(南口)」「市役所口(西口)」「広坂口(北口)」と、出入口が全部で4つある金沢21世紀美術館。どの入口から入っても同じように楽しめるのですが、入ってすぐに展覧会を楽しみたい人は、総合案内・チケット販売の窓口のある「本多通り口(東口)」から入るのがベストです。
鑑賞時間にはゆとりをもっておこう

金沢21世紀美術館を余すことなく堪能したいのであれば、ある程度の時間を確保しておくことをおすすめします。無料の交流ゾーンだけでも6つの恒久展示作品があり、他にも写真を撮りたくなるような作品も多く、これだけでも最低1時間はみておくとよいでしょう。これにプラスして企画展も楽しむのであれば、合計2~3時間ほど時間をとっておくことをおすすめします。
混雑しない時期や、入館者の少ない時間帯とは
朝イチと午後イチが特に混み合う館内。静かにゆっくりと作品を鑑賞したい人は、夕方以降がおすすめです。特に金曜日と土曜日は、展覧会ゾーンが20時までオープンしているので狙い目なのだとか。ライトアップも綺麗なので夜間ならではの魅力を楽しんで。
また、交流ゾーンだけの鑑賞でもよいのであれば、展覧会ゾーンの休館日である月曜日は人が少なく狙い目です。
チケットはWEBでの購入がおすすめ

人気で混み合いがちな金沢21世紀美術館では、平日にも関わらずチケット売り場に行列ができることも。特別展のみ、日時指定のWEBチケットをオンライン販売しているので、待つのが苦手な人やスムーズに見学したい人は、日時指定のWEBチケット購入が便利です。
なお、コレクション展については、当日券のみ窓口での販売になるので気をつけてくださいね。
コインロッカーを有効活用しよう

金沢21世紀美術館では、B4サイズを超える荷物は展示室内に持ち込むことができません。館内の4カ所に、コイン返却式の無料コインロッカーがあるので、そこに荷物を預けましょう。
スーツケース等の大きい荷物は、地下1階にある大きいサイズのコインロッカーの利用がおすすめです。ロッカーの空きがない場合や、ロッカーに入りきらない大きな荷物は、総合案内チケット販売所にて預かってもらえる場合も。困ったらスタッフに相談してみてくださいね。
4. 金沢21世紀美術館といえば!「スイミング・プール(レアンドロ・エルリッヒ)」

<レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年>
まずは金沢21世紀美術館の目玉でもある「スイミング・プール」を紹介します。レアンドロ・エルリッヒ作のスイミング・プールは、プールの中にいるかのような不思議な体験ができる作品です。
スイミング・プールへの入場は、事前予約または当日順番待ち受付システムにて予約が必須なので鑑賞したい人は要注意! 別途、展覧会チケットが必要なので、忘れずにWEBまたは窓口で購入しておきましょう。
なお、事前予約期間は、観覧希望日の1週間前の9時から前日の23時59分までになっています。

WEBで事前予約が取れなかった方は、「総合案内・販売チケット販売」にある当日順番待ち受付システムにて受付しましょう。画面には、現在の待ち人数や待ち時間も表示されているので、観覧の目安にもなります。

来館前や当日、順番待ち登録をすることにより、スマートフォンでリアルタイムの呼び出し状況を確認できるようになります。順番が近づいたらメールでお知らせが届くので、待ち時間を余すことなく楽しめるようになっているのが嬉しいポイント。上の写真のように、「総合案内・販売チケット販売」に設置してある画面でも順番の確認ができます。
順番が回ってきたら、展覧会チケットを持って展示室6へ行きましょう。展示室6が、スイミング・プール地下への入口です。

展示室6の階段を降りると、青々と光るお部屋が見えてきます。

<レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年>
その先に広がっているプールの内部です!

<レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年>
天候や時刻によって変わる水中の表情にぜひ注目してみてください。太陽の位置が高く天気の良い日は、きらきらと揺らめく水模様が映し出されてとっても綺麗です!

<レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年>
曇りの日は上の写真のように水模様は見えなくなるのですが、これはこれでまた違ったよさがあります。雨の日は水面に映る雨粒が美しく、天候によってくるくると変わる表情も見逃せません。
なお、展示替え作業やメンテナンスのために、「スイミング・プールの」地下部が入場不可になる時期があるので、注意してくださいね。
■2022年の入場不可期間:4月18日(月)~5月2日(月)、5月9日(月)~5月20日(金)、7月11日(月)~7月22日(金)、9月12日(月) ~9月30日(金)
■2023年の入場不可期間:3月6日(月)~3月31日(木) ※4月1日(金)以降は未定
「スイミング・プール」は、内部からだけでなくプールサイドからの鑑賞も楽しめます。水中に向かって手を振ってみると、中にいる人が振り返えしてくれることも。水面越しに人と出会い、交流が生まれるのも魅力です!

<レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年>
かつてはプールサイドからの鑑賞は無料でしたが、2019年4月より有料ゾーン(展覧会チケットが必要)になっています。