目次
5. 理工館4階 科学原理とのふれあい
6. 理工館5階 物質・エネルギーのせかい
5. 理工館4階 科学原理とのふれあい

続いては理工館4階。波動、電磁気、運動などの原理や法則を解説する展示が多いです。
5.1 電気の力を音と光で表現する「放電ラボ」

名古屋市科学館のなかでもぜひ訪れてほしい大型展示「放電ラボ」。

こちらの放電ラボは、各回の定員が60名です。
平日は先着順なので開始時間前に放電ラボの前に整列して待ちましょう。
土曜、日曜、祝日は整理券が必要になりますので、入館したらすぐにショータイムを確認し、早めに整理券をゲットしてください。
配布は4階サイエンスステージの北側通路で行います。

ショーが始まると専門スタッフによる説明が行われ、まずはテーブルに置かれた大小2つの球体で静電気の実験を行います。
球体に指先を近づけるとパチッと光ったり、髪の毛が徐々に逆立ったりと、静電気の力を体感できます。
この実験は観覧客から体験者を募集してくれるので、大人も子供も恥ずかしがらずにどんどん参加してみましょう。痛くないから大丈夫!
続いて行われるのが、放電ラボのメインイベント、大型のテスラコイルを使った放電ショーです。

室内の照明が暗く落とされしばらくすると、轟音と共に雷のような電気火花が放たれます。放たれる音の大きさや、紫や白に輝く光の眩しさは迫力満点。
このテスラコイルから放たれる電気はなんと120万ボルト! 一般家庭で使われているコンセントが100ボルトなので、ものすごい電圧ですよね。
テスラコイルによる放電ショーは1日3回行われ、最後の1回のみ、希望者はコイルの真下から見ることができます(約20分間)。
5.2 「数学コーナー」と「実験のアトリエコーナー」で学ぶ

理工館4階は、2階や3階よりももう少し踏み込んだ展示が並ぶフロアです。「数学」コーナーでは、私たちの生活に関わる数学の公式などについて教えてくれます。

また、「実験のアトリエ」コーナーでは、簡単な実験装置を通して、水や音、振動から生まれる波、偏光や屈折、磁力などについて教えてくれます。
6. 理工館5階 物質・エネルギーのせかい

理工館の5階「物質・エネルギーのせかい」では、私たちの周りにあるさまざまな材料や物質、エネルギーについて教えてくれる展示が並んでいます。
6.1 マイナス30℃の環境を体験できる「極寒ラボ」

水のひろば、竜巻ラボ、放電ラボと並ぶ大型展示「極寒ラボ」です。
※2020年7月現在は中止。要公式サイト確認
お昼の時間を除き、毎時0分と30分から実験が行われます。
参加には平日であっても整理券が必要です。定員は各回20名と非常に狭き門なので、どうしても見たい方はできるだけ早めに整理券を手に入れてくださいね。整理券は極寒ラボ近くで配布されます。

<画像提供:名古屋市科学館>
ここで体験できるのは文字通りの「極寒」。室内をマイナス30℃の超低温状態にした極地体験室の中で、オーロラの全天周映像を見たり、南極の氷にタッチしたりと、極地の環境を疑似体験できます。

<画像提供:名古屋市科学館>
事前に借りられる防寒用のコートを身に着けて入室しますが、家庭用の冷凍庫よりもはるかに低温となるマイナス30℃の世界は、寒いというより痛い!
滞在時間はわずか5分間ですが、コートから出ている顔や手はかじかみ、こわばります。
南極で暮らす越冬隊員はこんな環境の中で観測や研究をしているのかと、あらためてそのすごさに感心するばかり。外に戻ったら心も体も芯からほっとしました(約20分間)。
6.2 材料大集合のコーナー

同じフロアにある「材料大集合」のコーナーでは、エアコンなど身近な電化製品や工業製品、野球のボールといったスポーツ用具などがばっさりと切断され、中身が丸見えの状態で展示されています。
どこにどのような材料や部品が使われているのかが一目でわかる楽しい展示です。

「原子・分子」のコーナーには、化学の授業で覚えた元素周期表(「水兵リーベ僕の船...」っておぼえましたよね)が展示され、タッチパネルで各元素の詳細を調べることができます。