目次
3. 理工館2階 不思議のひろば
4. 理工館3階 技術のひろがり
3. 理工館2階 不思議のひろば

「名古屋市科学館」は生命館・理工館・天文館の3つに分かれています。順番に見所をご紹介しましょう。
まずはエスカレーターで2階へ上がります。

初めて科学と触れ合う小さな子供たちに人気の理工館2階の「不思議のひろば」。「みる・きく・さわる・うごかす」といった体験を通じて、科学の不思議や楽しさと出会える場所です。
3.1 「水のひろば」で水の循環を学ぶ

名古屋市科学館には目玉となる4つの大型展示があり、最初に現れるのがこの「水のひろば」です。
「くも・あめ・かわ・うみ」の4つのステージに分かれており、地表から蒸発した水が雲となり、やがて雨を降らせ、川を伝って海に戻るという、水の循環を学ぶことができます。

光を通して7色に光を分解する水のプリズム、足踏み式回転車、シーソーなどの実験装置を使って、浮力や圧力についても詳しく解説してくれます。
また、毎日数回、光と音を使った水の循環を表すショーが行われます(約5分間)。大きな実験装置の中を循環する水の流れを見ているだけでも楽しく、心癒されます。
3.2 鏡、ボール、振り子、砂などの実験装置で学ぶ

理工館2階には水の広場以外にも、さまざまな展示や実験装置があります。
鏡、ボール、振り子、砂など、身近な道具を用いて科学の不思議を解明します。
3.3 靴を脱いで遊べる「あそびのひろば」

こちらは靴を脱いで遊べる「あそびのひろば」。木のおもちゃや不思議なだまし絵などが楽しめます。
4. 理工館3階 技術のひろがり

理工館3階は、身の周りにある機械の仕組みやものづくりを学ぶことができる展示フロアです。
4.1 人工的に竜巻を作る「竜巻ラボ」

3階に上がるとまず目に入るのが「竜巻ラボ」です。4階のフロアを突き抜ける高さ約9メートルの実験装置は、名古屋市科学館を代表する目玉展示物のひとつ。
ボタンを押せば、回転流と強い上昇気流を伴った竜巻にそっくりな空気のうずを作り出すことができます。

ゆっくりと地表近くで生まれた空気の渦が、ぐんぐん力を増して空に昇っていく様子は迫力満点! 4階から見ることもできます。

また、毎日数回行われるショータイムでは、スタッフが「竜巻ができる仕組み」をわかりやすく教えてくれます(約15分間)。
4.2 「モノづくり都市パノラマ」で街の動きを見よう

竜巻ラボの真ん前に作られた小さな街の模型が「モノづくり都市パノラマ」です。
このパノラマは、名古屋市をモデルにした架空の都市。製造業が盛んなこの都市における、人、モノ、エネルギーの流れをわかりやすく表現しています。
ちなみに、自動車産業を筆頭にモノづくりが盛んな愛知県は、1977年以降、製造品出荷額が全国第一位の県となります。

一日数回行われるショータイムでは、模型列車の走行などを見ることができます(約10分間)。