飲食店の平均年収は、他業種に比べて低めだ。一方、日本マクドナルドには年収2,000万円の社員もいるようだ。社員口コミサイトに寄せられた情報から明らかになった。一体、どんな職種で働く人なのか。

「サプライチェーン本部」は年収が特に高め?

社員口コミサイト「オープンワーク」によれば、日本マクドナルドで年収2,000万円を受け取っている人は、サプライチェーン本部に所属している。2019年に寄せられた口コミのため現時点で在籍しているかは不明だが、この部署で働いている人は総じて年収が高いのかもしれない。

ちなみに、基本給は月120万円、賞与は年間560万円で、トータルで年収2,000万円になるという。回答者の年齢は分からないが、中途入社で3〜5年の在籍期間でこの年収を受け取っていたらしい。

口コミによれば年収レンジは「252万〜2,000万円」

年収2,000万円という待遇はかなり高めに感じるが、実際のところ、日本マクドナルドの中でも高めなのだろうか。

オープンワークに寄せられた口コミから判明した年収レンジは、252万〜2,000万円となっており、同社の中ではトップクラスの年収のようだ。ちなみに職種別では「管理部門」の担当者が最も平均年収が高めだという。

寄せられた口コミの中には、管理部門で働く中途入社の男性が、在籍5〜10年で年収1,000万円(月の基本給:70万円/年間の賞与:160万円)を受け取っているというデータがあった。

<日本マクドナルドの職種別の平均年収トップ5>
職種 平均年収
管理部門 828万円
店長 590万円
営業 546万円
マネージャー 498万円
店舗 492万円
出典:オープンワーク(2022年5月末時点のデータ)

飲食業の平均年収はかなり低めではあるが……

冒頭、飲食業の平均年収は低いことを説明した。転職情報サイト「doda」の調べによれば、2021年の業種別の平均年収は「金融」と「メーカー」が455万円で最も高かったのに対し、「小売/外食」は351万円にとどまっている。その差は100万円以上開いている。

そのような状況の中で、日本マクドナルドで年収2,000万円の社員がいるというのは、何とも夢のある話ではないか。現場のスタッフではなく、管理部門でかつ本部所属でなければ年収2,000万円に到達するのは到底難しそうではあるが、不可能でないことは確かなようだ。

文・MONEY TIMES編集部

【関連記事】
サラリーマンができる9つの節税対策 医療費控除、住宅ローン控除、扶養控除……
退職金の相場は?会社員は平均いくらもらえるのか
>後悔必至...株価「爆上げ」銘柄3選コロナが追い風で15倍に...!?
【初心者向け】ネット証券おすすめランキング|手数料やツールを徹底比較
>1万円以下で買える!米国株(アメリカ株)おすすめの高配当利回りランキングTOP10!