目次
トリガーの種類
 ・内的トリガー
 ・外的トリガー
MAにおけるトリガーの役割と使い方
 ・相手のアクション
 ・アクションに応じて設定する
 ・アクションをしないユーザーにも設定する

トリガーの種類

トリガーと一口に言っても、種類は2つに分けられます。

・ 内的トリガー
・ 外的トリガー

それぞれ順番に見ていきましょう。

内的トリガー

内的トリガーとは、ネガティブな感情によって引き起こされるトリガーのことです。たとえば、休日に何もやる気が起きず、時間を潰したいと思ってYouTubeを見るとします。このYouTubeを見るトリガーとなったのは、やる気が起きないことや時間を潰したいというネガティブな感情です。

一方で、ポジティブな感情も内的トリガーに含まれます。たとえば、休日にゴルフに行きたいと考え、地元のゴルフコースを探したとします。このゴルフコースを探す行動は、ゴルフに行きたいというポジティブな感情がトリガーになっています。

このように、人間の内面的な感情によって生まれるトリガーを内的トリガーと言います。

外的トリガー

外的トリガーとは、外部から受け取った情報によって引き起こされるトリガーのことです。たとえば、インターネット広告やブログ記事、メルマガ、SNSなどが外的トリガーの代表例として挙げられます。

販売者側は、内的トリガーと外的トリガーを上手く見極めて施策を講じることが大切です。

MAにおけるトリガーの役割と使い方

トリガーを把握することは非常に大切ですが、MAにおいてもトリガーは非常に大切です。通常のMAは、ある程度スケジューリングしたうえでオートメーションが機能します。たとえば、過去にセミナーに参加した人に対して、1週間は自動でメールマガジンを配信するなどです。しかし、トリガーを活用することで、より細かくオートメーションを機能させることも可能です。

MAにおいて、まずは3つのトリガーを設定してみましょう。

・ 相手のアクション
・ アクションに応じて設定する
・ アクションをしないユーザーにも設定する

それぞれ順番に見ていきましょう。

相手のアクション

はじめに、相手のアクションに応じたトリガーを設定しておきましょう。相手がアクションを起こしたタイミングは購買意欲も高い傾向にあるので、アクション時に適切な施策を打つことで成約率が高まります。

たとえば、特定のサービスの概要資料をダウンロードしたユーザーがいたとします。このユーザーに対して、1日後にサービスの使い方のデモ動画やトライアルの案内を流すなどが考えられます。

相手のアクションに応じて、自社商品やサービスの特性も踏まえて設定しましょう。

アクションに応じて設定する

ユーザーが何度もWEBサイト内を巡回するアクションを起こしているものの、なかなか問い合わせに繋がらなかったり、資料をダウンロードしなかったりするケースがあります。この場合は、サービスのデモ版をユーザーに案内するなどの施策が考えられます。何度も巡回しているということは、問い合わせをしようか迷っている状態であるため、ユーザーの背中を押してあげる施策を打つことが重要です。

アクションをしないユーザーにも設定する

問い合わせを行い、デモ版まで試したものの、成約には繋がらないユーザーも一定数います。このアクションしないという行動をトリガーに設定し、デモ版を利用した数日後に評価案内を流したり、無料期間の延長などを流したりします。成約しない期間に、競合他社の製品と比較検討しているケースもあるので、競合他社と比較して優れている点などをメールマガジンで流すのも有効です。