トリガーという言葉は広義であり、ユーザーが購買行動を起こすきっかけや、なにか特定の物事のきっかけを指すケースが多いです。ユーザーにとって有益なトリガーを把握できれば、今後の施策を検討する際に大きく役立ちます。

そこで本記事では、トリガーの概要や、マーケティングオートメーション(MA)におけるトリガーの役割も解説します。また、トリガーとフックの違いや、MAにおいてなぜトリガーが重要なのかも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次
トリガーとは?
トリガーとフックの違い

トリガーとは?

冒頭でも説明した通り、トリガーとは、ユーザーが購買行動を起こすきっかけのことを指すことが多い言葉です。また、購買行動のみならず、行動を起こすきっかけのことをトリガーと指すケースもあります。

たとえば、ユーザーがインターネット検索をしている際に、ディスプレイ広告で最新ファッションの広告が出ているとします。そこでユーザーがファッションに興味を持ち、インターネット上でファッションを購入したのであれば、トリガーはディスプレイ広告になります。

上記のケースはあくまで一例であり、ユーザーは気付かぬうちに多くのトリガーに触れ、購買行動を起こしています。そのため、商品やサービスの提供者は、ユーザーのトリガーを深く把握することが大きな売上向上に繋がるのです。

トリガーとフックの違い

トリガーと似た言葉として、フックという言葉が挙げられます。しかし、これら2つの違いが分からない人は多いのではないでしょうか。結論、トリガーは「行動」を起こすきっかけとなったもの、フックは「興味」のきっかけとなったものという違いがあります。

フックが興味の段階までしか意味が含まれないことに対して、トリガーは興味から行動までの流れまで含まれているということです。ただし、興味を引くためにフックとして講じた施策が購買行動に繋がった場合、フックをトリガーとして表現するケースもあります。

上記のように状況によって使い方が異なるケースはあるものの、基本的にフックは興味のきっかけになるもの、トリガーは行動を起こすきっかけとなるものという違いがあることを理解しておきましょう。