ガントチャートと相性の良い業界
ここまでガントチャートについて、その意味や作り方を説明してきました。
ガントチャートは、特にIT業界、イベント業界、建築業界で利用されることが多いようです。
IT業界におけるWeb制作を例にとって説明したいと思います。
Webサイトの制作にあたっては、リリース日までに完成させる必要があるため、スケジュール管理がとても重要です。
そのため、必要なタスク打ち合わせ、デザイン制作、最終テストなどを洗い出し、それにかかる工数の計算から始めます。
なお、不測の事態に備えて、スケジュールには余裕を持たせることも忘れてはいけません。
工数が算出できたら、各タスクを担当者に振り分けて、Webサイト制作全体のスケジュールを
メンバー全員で共有します。
そしてWebサイト制作に入ります。
流れを簡単に記載するとこのようになるのですが、ガントチャート作成の工程と似ています。
そして、スケジュールプロジェクト全体の可視化、情報共有というガントチャートのメリットと相性が良いことがわかります。
このような背景もあり、Webサイト制作の現場ではガントチャートが活用されています。
まとめ
最後にこれまでの内容をまとめます。
・ガントチャートとは、作業工程や進捗状況を管理するために使用される図表のこと
・ガントチャートのメリットは「プロジェクト全体を可視化できる」「情報共有によるプロジェクト
の円滑化」「プロジェクト遅延の際に迅速な対応できる
・ガントチャートのデメリットは「工数を把握しづらい」「優先すべき作業が見えにくく問題が表面
化しづらい」「柔軟性に欠けガントチャートの組み直しに時間がかかる」
・ガントチャートの作り方は、「1.タスクの洗い出し、WBSの作成」「2.各タスクの作業時間の
見積もりと作業日程の決定」「3.ガントチャートに入力」「4.担当者の決定とメンバー内で共有」
・エクセル、スプレッドシートではガントチャートのテンプレートが無料で利用できる
ガントチャートをうまく活用することで、プロジェクト管理を円滑に進めることができます。
無料のテンプレートなども参考にしながら、使用してみてはいかがでしょうか。
提供元・MarkeTRUNK
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