目次
ブリーダーに向いている人の特徴
ブリーダーになるための方法

ブリーダーに向いている人の特徴

ブリーダーになるには、多くの知識や優れたスキルはもちろんのこと、素質も重要な要素です。ブリーダーに向いている人の3つの特徴をご紹介します。

1.動物に対して愛がある

ブリーダーに向いている人の1つ目の特徴は、動物に対して愛があることです。ブリーダーとして活躍するためのもっとも重要な素質といえるでしょう。

ブリーダーは一度に多くの動物のお世話をします。動物が快適にそして健康的に育っていけるよう配慮するには、動物に対して愛がなければ難しいのです。

動物は家族であり、そして商品でもあります。そうした意味でも動物のことを一番に考え、行動できる方はブリーダーに向いています。

2.向上心がある

ブリーダーに向いている人の2つ目の特徴は、向上心があることです。

ブリーダーの仕事に必要な知識や技術は専門学校で学べるものの、実際にブリーダーとして働き始めたあとのスキルアップは、自分次第です。動物という生き物を相手にしている以上、一度として同じ繁殖方法や飼育方法はありません。

日々動物たちにしっかりと向き合い、学んだ知識を活かして仕事を行います。同じ種類でも個体差がある動物を健康的に繁殖・飼育するには、一匹一匹を大切にし、その子に適した方法を考える向上心が大切です。

3.誠実である

ブリーダーに向いている人の3つ目の特徴は、誠実であることです。

ペット需要が増しているなか、特に意識したい素質です。血統書付きの優秀な動物は、非常に高い値段で売られています。購入を検討している方の多くは血統書で動物を判断し、購入を決定します。ブリーダーから見れば、売るほど儲かる仕組みになっているのが特徴です。

しかし、昨今は血統書だけでなくブリーダーの人柄込みで動物を購入する方も多くいます。動物に対して愛情を注げるブリーダーなのか、きちんとしたお世話をしてきたのかなどを見られるため、誠実であることは非常に重要な要素です。

ブリーダーになるための方法

ブリーダーになる一般的な方法は、専門学校でブリーダーに必要な知識と技術を習得することです。必要とされる資格はないため、専門的に学んだあとはすぐにブリーダーとして活躍できます。

ただし、ブリーダーとして独立したい場合には、「第一種動物取扱業」の登録が必須です。登録するには「動物取扱責任者」としての認定が求められ、指定されている要件のうち、いずれかひとつを満たす必要があります。

開業ではなく会社員としてブリーダーになる場合は、「第一種動物取扱業」「動物取扱責任者」の登録は不要。まずは経験を積むため、専門学校卒業後はブリーダーとして就職を目指すのがおすすめです。