ペットショップにいる子犬や子猫の育て親である「ブリーダー」。在宅ワークが一般化しペットを飼いやすい環境になった方が多い関係で、ペット需要は増しています。それに伴い、血統書付きの優秀な動物を繁殖・育成するブリーダーの仕事にも注目が集まっています。
今回は、そんなブリーダーの仕事内容をご紹介。ブリーダーを目指す場合に必要な資格や年収の目安、将来性についても解説しています。
ブリーダーとは?
ブリーダーとは、犬や猫などの動物の繁殖を行う職業のこと。ペットショップにいる犬や猫は原則、ブリーダーが繁殖・飼育・販売を行っているのが特徴です。
ブリーダーは血統書付きの母犬や父犬を所有し、無理なく交配させて生まれた子犬を販売します。さまざまな犬種の種類や歴史についての知識や経験が必要な、専門的な職業です。
ブリーダーの仕事内容
ブリーダーの仕事は、主に動物の繁殖と販売です。ただし、それだけでなく動物の健康状態を維持することが重要。そのためには、日々のお世話やしつけも行います。ブリーダーという職業に関心がある方に向けて、ブリーダーの仕事内容について解説します。
1.動物の繁殖
ブリーダーの1つ目の仕事は、動物の繁殖です。
ブリーダーのメイン業務。専門知識と経験を活用して動物に無理なく交配させ、健康的な繁殖を管理します。動物の交配には、個々が持つ遺伝的要素や性格まで把握している必要があります。
健康的な繁殖を行うには、動物の日々のお世話にも丁寧に気を配ることが重要。動物が暮らす環境を整えたり、食事に気を付けたりと健康管理もブリーダーの仕事のひとつです。
2.動物の販売
ブリーダーの2つ目の仕事は、動物の販売です。
繁殖・飼育した動物を販売するのもブリーダーの重要な仕事。ペットショップに子犬や子猫を預けるほか、個人の方と直接やりとりすることもあります。
以前までは紹介制でブリーダーと顧客が繋がりを持つことが多くありましたが、現在はインターネットの普及により動物と飼い主の適切なマッチングがしやすくなっています。
動物の販売業務を行うには、今後インターネット上での情報発信も必要になるでしょう。
3.ドッグショーやコンテストへの参加
ブリーダーの3つ目の仕事は、ドッグショーやコンテストへの参加です。
ブリーダーが手塩にかけた動物がドッグショーやコンテストに参加する際、ブリーダーは必要な点検や審査を行います。健康状態やしつけに問題がないかや美しい見た目が維持できているかどうかを確認します。